九州豪雨・球磨焼酎蔵元被災 [最近のニュースから]
熊本県南を中心とした豪雨により、甚大な被害が発生してしまいました。
17日現在の報道を見ましたら、住宅被害は、全半壊が計592棟となり、床上・床下浸水、一部損壊を合わせると計8256棟となっています。
更に被害調査が進めば、被害を受けた建物の数は増えると思います。
全壊555棟のうち最多は八代市の522棟でした。
床上浸水は5525棟で、人吉市3775棟で、球磨村470棟など球磨川流域に集中したそうです。
球磨川水系の氾濫により被害が出たということです。
その氾濫によって、人吉球磨地方の特産「球磨焼酎」の蔵元さんにも深刻な被害をもたらしています。
球磨焼酎酒造組合に加盟する27の蔵元さんのうち、特に大きな被害を受けているのは3軒あり、壊滅的な状態のようです。
この3蔵元以外にも、4~5軒ほどの蔵元さんでは商品や瓶詰めラインの浸水などの被害が出ているということです。
壊滅的な被害を受けたのは次の3蔵元さんです。
「渕田酒造場」さん(人吉市紺屋町)
約140年前の明治創業です。
高さ3メートル近い原酒入りのタンクが次々と濁流にのみ込まれ、仕込み蔵や麹[こうじ]を管理する設備も完全に水没しました。
1965年の球磨川の大水害など、これまでにも浸水被害に見舞われています。
社長の渕田氏は「多くの知人が片付けを手伝ってくれ、何とか再開したいが、あまりのことに、この場所で続ける気にはなれない」と肩を落としているそうです。
「大和一[やまといち]酒造元」さん(人吉市下林町)は、原酒約1万6千リットルを十数本のタンクやかめにためた製造場が浸水しました。
タンクが倒れるなどして、中身のほぼ全てがだめになっています
酒造りに欠かせない麹室や、出荷待ちだった一升瓶など約3千本も漬かってしまいました。
秋ごろには酒造りを再開したいという社長の下田氏。「建物の修理や設備の買い替えなど、やらなきゃいけないことは山ほどあり、考え出すと心が折れそうになる。目の前のできることを、こつこつやるしかない」と力を込めて反していたそうです。
「渕田酒造本店」さん(球磨村一勝地)
江戸時代後期の創業です。
樽で熟成させ、ブランデーのような琥珀色の焼酎「一勝地」のファンは多いと言います。
濁流が築120年超の蔵を襲い、2階の3.5メートルまで浸水しています。
蔵内には1メートルほども土砂が貯まり、焼酎の貯蔵タンク(重さ4トン)が横倒しになっています。
5代目蔵元の渕田氏は、先祖から受け継がれた蔵の状況を見て茫然自失になったといいます。
しかし、「辞めようなんて万が一にも思っていない。生まれてから一緒に生きてきたこの蔵を守り続けたい」と話しているそうです。
九州地方以外にも、今回の豪雨で甚大な被害が出ています。
今、私たちにできること、考えてみませんか?そして行動してみましょう!^^
17日現在の報道を見ましたら、住宅被害は、全半壊が計592棟となり、床上・床下浸水、一部損壊を合わせると計8256棟となっています。
更に被害調査が進めば、被害を受けた建物の数は増えると思います。
全壊555棟のうち最多は八代市の522棟でした。
床上浸水は5525棟で、人吉市3775棟で、球磨村470棟など球磨川流域に集中したそうです。
球磨川水系の氾濫により被害が出たということです。
その氾濫によって、人吉球磨地方の特産「球磨焼酎」の蔵元さんにも深刻な被害をもたらしています。
球磨焼酎酒造組合に加盟する27の蔵元さんのうち、特に大きな被害を受けているのは3軒あり、壊滅的な状態のようです。
この3蔵元以外にも、4~5軒ほどの蔵元さんでは商品や瓶詰めラインの浸水などの被害が出ているということです。
壊滅的な被害を受けたのは次の3蔵元さんです。
「渕田酒造場」さん(人吉市紺屋町)
約140年前の明治創業です。
高さ3メートル近い原酒入りのタンクが次々と濁流にのみ込まれ、仕込み蔵や麹[こうじ]を管理する設備も完全に水没しました。
1965年の球磨川の大水害など、これまでにも浸水被害に見舞われています。
社長の渕田氏は「多くの知人が片付けを手伝ってくれ、何とか再開したいが、あまりのことに、この場所で続ける気にはなれない」と肩を落としているそうです。
「大和一[やまといち]酒造元」さん(人吉市下林町)は、原酒約1万6千リットルを十数本のタンクやかめにためた製造場が浸水しました。
タンクが倒れるなどして、中身のほぼ全てがだめになっています
酒造りに欠かせない麹室や、出荷待ちだった一升瓶など約3千本も漬かってしまいました。
秋ごろには酒造りを再開したいという社長の下田氏。「建物の修理や設備の買い替えなど、やらなきゃいけないことは山ほどあり、考え出すと心が折れそうになる。目の前のできることを、こつこつやるしかない」と力を込めて反していたそうです。
「渕田酒造本店」さん(球磨村一勝地)
江戸時代後期の創業です。
樽で熟成させ、ブランデーのような琥珀色の焼酎「一勝地」のファンは多いと言います。
濁流が築120年超の蔵を襲い、2階の3.5メートルまで浸水しています。
蔵内には1メートルほども土砂が貯まり、焼酎の貯蔵タンク(重さ4トン)が横倒しになっています。
5代目蔵元の渕田氏は、先祖から受け継がれた蔵の状況を見て茫然自失になったといいます。
しかし、「辞めようなんて万が一にも思っていない。生まれてから一緒に生きてきたこの蔵を守り続けたい」と話しているそうです。
九州地方以外にも、今回の豪雨で甚大な被害が出ています。
今、私たちにできること、考えてみませんか?そして行動してみましょう!^^
2020-07-22 00:00
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