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新型コロナウイルス感染 誰の責任? [ちょっと気になること!]

新型コロナウイルスの第2波が懸念されています。



世界の新型コロナウイルスの感染者が1000万人を超えたそうですね。



中国では、第2派が始まっています。



中国当局は、新型コロナウイルスの新たな流行を封じ込めるために、首都北京近郊の住民50万人近くを対象に厳格なロックダウンしたと発表しています。


新型コロナウイルスの震源地、中国は、早々と流行を抑制していたとしていましたね。



しかし、北京で数百人が新型コロナウイルスに感染し、隣接する河北省でも感染者が確認される事態となっています。


米国では、南部と西部の複数の州で、新型ウイルス対策のロックダウンが緩和された後に感染者が急増しています。


ブラジルでも同様に感染拡大が続いているようです。



阪大教授などのグループが、こんな調査をしています。



今年3月〜4月の期間に、日本、米国、英国、イタリア、中国5か国で各約400~500人を対象にインターネット経由で調査をしたそうです。


こんな質問をしています。

「感染する人は自業自得だと思うか」との質問に対して、「全く思わない」から「非常に思う」まで6段階の選択肢を用意しました。

結果をご覧ください。

感染する人は自業自得だと思うか?という質問。

「どちらかといえばそう思う」「やや――」「非常に――」の三つの答えのいずれかを選んだのは、米国1%、英国1.49%、イタリア2.51%、中国4.83%だったそうです。



民族性なのでしょうか?なんと日本は11.5%で最も高かったといいます。



逆に「全く思わない」と答えた人は、他の4か国は60~70%、それに対して日本は29.25%だったそうです。



調査にあたった教授は、その調査結果から「わが国の国民は、コロナに限らず、本来なら『被害者』のはずの人が過剰に責められる傾向が強く、例えば、通り魔被害に遭った女性が、『深夜に出歩くほうが悪い』などと責められることもある。こうした意識が、感染は本人の責任とみなす考えにつながっている可能性がある」と述べています。


確かに、いじめの被害を受けるのは、被害を受けた側にも否があるとか、泥酔した状態でレイブ被害を受けた被害者女性に対して、同様の指摘をする方もいますよね。



いじめ、相手にどんな理由があってもいじめて良いという理屈は通用しません。



いじめるのではなく、会話をすれば良いのですから。



少数派に対する多数派(自分とは無関係)の論理なのでしょうか?



今回、新型コロナウイルスの感染者数や死亡者数は、幸運にも海外と比較して極めて少ないですよね。



感染の危険が身近まで迫っているということが認識できていない状態なのかもしれません。



何時、何処で感染してもおかしくない状態です。



だからこそ手洗いや消毒、マスクの着用、そして、感染拡大を出来るだけ防ぐため密閉・密集・密接を避けるようにしているのですからね。


今こともありましたね、緊急事態宣言中に営業を継続しているパチンコ店や飲食店がありました。



パチンコ店には、朝から行列ができていましたよね。



その客にインタビューをしていましたが、自己責任だからとの回答に憤りを覚えて方が多かったようです。



多くの国民や企業が外出や営業活動を自粛している中で、不要と思われる行動をする極一部人たちのイメージが強く残っているから『自業自得』の回答が多かったのかもしれませんね。


最近では、新宿歌舞伎町のホストクラブでの集団感染が取り上げられていますね。



それも働かないと食べていけない、そんな理由があるのかもしれません。



今回の新型コロナウイルスの第1波の感染について、どのような行動をしたら正解だったのかは今後はっきりしてくるのでしょうが、どんなに気を付けていても感染をする可能性はあると思います。
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