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天皇陛下・追悼式の「おことば」新コロに言及! [最近のニュースから]

今月15日、75回目の終戦記念日を迎えましたね。



東京・北の丸公園の日本武道館では、例年通りに政府主催の全国戦没者追悼式が行われました。
しかし、新型コロナウイルスの影響で、これまでの式典とは様変わりをしましています。


昨年は、全47都道府県からご遺族が参列をされていましたが、今年は20府県が参列を見送ったそうです。



会場では、座席の間隔が開けられ、ご遺族の参列者数も、19年の4989人から20年は300人未満と1割未満となりました。


そして、武道館へ入る際には検温が行われ、当然ですがマスクの着用が求められていたようです。



今年は、国歌斉唱も行われませんでした。 天皇陛下のお言葉には、新型コロナウイルスの感染拡大についても言及されていらっしゃいました。天皇陛下が、新型コロナについて公の場での発言は初めてのことだそうです。


今回の新型コロナウイルスの感染拡大は、陛下も心を痛めていらっしゃるのでしょうね。



追悼式には、安倍首相も参列し、式辞を述べていました。今年の式辞では、首相が外交・安全保障戦略を語る時に用いる「積極的平和主義」文言が初めて盛り込まれています。


自公政権は、新型コロナウイルスの感染拡大政策『GoToトラベル』キャンペーンの時期を前倒し、強硬に推進をしています。


現在は家庭内感染が増えているそうです。感染を避けるため、外出を控えているお年寄りが多いのでしょうね。



しかし、家族が感染してしまえば、高齢者の感染者が増えるでしょう。今は重症の患者が少ない、そう政府は判断していますが、高齢者へ感染が広がれば比例して重症者も増えてきますよね。


戦没者のご遺族の皆様はご高齢なのです。その様な国の為に犠牲となった方々の命を危険に晒す様な政策は中止してほしいですね!


また、安倍首相は8月17日、慶応病院で7時間半を治療?検査?されたそうですが、体調がお悪いのなら治療に専念された方が良いでしょう。


そうだとしても、早々に国会を開きやるべきことをやる!安倍さんが入院をされても適材適所の人選をされた「いぶし銀内閣」?「仕事師内閣」?なのでしょうし、優秀な官僚もいらっしゃるのですから、今は非常時です、仕事をしてほしいです!


天皇陛下「おことば」全文 天皇陛下の「おことば」全文は次のとおりです。




時事通信.jpeg
時事通信さんの記事よりお借りしました




「本日、『戦没者を追悼し平和を祈念する日』に当たり、全国戦没者追悼式に臨み、さきの大戦において、かけがえのない命を失った数多くの人々とその遺族を思い、深い悲しみを新たにいたします。  

終戦以来75年、人々のたゆみない努力により、今日の我が国の平和と繁栄が築き上げられましたが、多くの苦難に満ちた国民の歩みを思うとき、誠に感慨深いものがあります。  

私たちは今、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、新たな苦難に直面していますが、私たち皆が手を共に携えて、この困難な状況を乗り越え、今後とも、人々の幸せと平和を希求し続けていくことを心から願います。  

ここに、戦後の長きにわたる平和な歳月に思いを致しつつ、過去を顧み、深い反省の上に立って、再び戦争の惨禍が繰り返されぬことを切に願い、戦陣に散り戦禍に倒れた人々に対し、全国民と共に、心から追悼の意を表し、世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります」



安倍首相の式辞です。



出典:首相官邸ホームページ.jpg
出典:首相官邸ホームページ



天皇皇后両陛下のご臨席を仰ぎ、戦没者のご遺族、各界代表のご列席を得て、全国戦没者追悼式を、ここに挙行いたします。

あの苛烈を極めた先の大戦では、300万余の同胞の命が失われました。

祖国の行く末を案じ、家族の幸せを願いながら、戦陣に散った方々。

終戦後、遠い異郷の地にあって、亡くなられた方々。広島や長崎での原爆投下、東京をはじめ各都市での爆撃、沖縄における地上戦などで、無残にも犠牲となられた方々。今、すべての御霊(みたま)の御前(おんまえ)にあって、御霊安かれと、心より、お祈り申し上げます。

今日、私たちが享受している平和と繁栄は、戦没者の皆様の尊い犠牲の上に築かれたものであることを、終戦から75年を迎えた今も、私たちは決して忘れません。改めて、衷心より、敬意と感謝の念を捧(ささ)げます。

未(いま)だ帰還を果たされていない多くのご遺骨のことも、決して忘れません。一日も早くふるさとにお迎えできるよう、国の責務として全力を尽くしてまいります。

戦後75年、我が国は、一貫して、平和を重んじる国として、歩みを進めてまいりました。世界をより良い場とするため、力の限りを尽くしてまいりました。

戦争の惨禍を、二度と繰り返さない。この決然たる誓いをこれからも貫いてまいります。

我が国は、積極的平和主義の旗の下、国際社会と手を携えながら、世界が直面している様々な課題の解決に、これまで以上に役割を果たす決意です。

現下の新型コロナウイルス感染症を乗り越え、今を生きる世代、明日を生きる世代のために、この国の未来を切り拓(ひら)いてまいります。

終わりに、いま一度、戦没者の御霊に平安を、ご遺族の皆様にはご多幸を、心よりお祈りし、式辞といたします。
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