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寄付マスク 要らないから返品しちゃうの? [最近のニュースから]

不思議な事があるもんですね〜!



善意で寄付されたマスクを、一月後に返却しようとするなんて信じられますか?



5月12日、埼玉県へマスク12万5000枚が寄付されたそうです。



ところが、6月11日に県から「配るための人員や費用が足りない」ため、すべてのマスクを返却したいと申し出があったといいます。


埼玉県へマスクを寄付したのは、芸能人のマネジメントや通信販売を手がける「夢グループ」さんです。



J-CASTニュースさんが同社の社長を取材しました。



こんな内容でした。

『6月11日に県からいきなり呼び出され、寄付したマスクが活用されていないと知らされたという。埼玉県以外の自治体にもマスクを寄付していたが、このような対応は初めてだと』

『その場で県の担当者に「今になって戻すと言われても戻す必要はありません。それをたらい回しに他のところに寄付するのも失礼だし、好きにしてください」との旨を伝えると、担当者からは「それでは捨てるということですか」と返事があり、社長が「(そちらで)決めていいですよ」』と言って話は立ち消えになったということです。

それにしても、今は市場ではマスクが十分流通していますが、また必ず必要になるものなのですからね。



返却するなんて、失礼な話ですし、変だよな〜って思ったのですが、本当の理由があったようです。



その理由とは「県民から(同社のマスクについて)複数件の苦情を受けているというのが寄付を受けた後に判明していたというのです。


県の消費生活課が調査をしていたので、受け入れ先の伺いなどの内部の事務処理をいったん停止し、状況を注視していた」ためだということでした。


具体的には、夢グループさんが販売するマスク「やわらか立体マスク30枚セット」「立体マスク30枚セット」の広告で、価格や販売期間を誤認させる表示をしていたとして、景品表示法違反(有利誤認)で措置命令を出しているそうです。


県担当者としては、寄附を受け付けたことで県民からの批判を避けたかったのでしょうね。



確かに、ネットで夢グループさんのマスクについて検索すると、大丈夫かな?なんて思う様な口コミがあるのも事実ですけど。


品質に問題があったとか、詐欺まがいで販売していた訳ではないのでしょうから、有難く頂いて必要な施設に配布すれば良かったのに、と思います。


J-CASTニュースさんの取材で、県物資部の担当者は返却を申し出たのは事実ですが、同社社長から「引き取らないので処分してほしい」と言われ、「マスク自体の価値は行政処分によって変わるわけではないので、しかるべき時に使わせていただこうと検討しています」と話していたそうです。

一時期は、極端なマスク不足で苦労したのですから、無駄にはしないでほしいですよね!

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