今日12月10日は「世界人権デー（Human Rights Day）」

今日12月10日は「世界人権デー」です。


1948(昭和23)年の今日、パリで行われた第3回国連総会で「世界人権宣言」が採択されました。


そして、1950(昭和25)年の国連総会で制定されています。


人権宣言の30条は、すべての国のすべての人が享受すべき基本的な市民的、文化的、経済的、政治的および社会的権利を詳細に規定しています。

「すべての人間は、生まれながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利とについて平等である。」で始る全30条と前文からなっています。

わが国では、今日までの一週間を「人権週間」としている。（人権週間 12月4日～12月10日）
わが国においては「人身取引」「人身売買」と聞くと、「遠くの世界で起こっていること」「過去にあったこと」というイメージを持っている方もいるかもしれません。

驚かれるかもしれませんが、人身売買は現在も世界中で発生している深刻な問題です。


特に、女性や子どもが多くの被害を受けており、私たちの国日本も例外ではないのです。


その要因の一つとして貧困があげられます。


家庭の貧困を理由に、子どもが出稼ぎにでようとしてさらわれたり、「いい仕事がある」と知人に騙されて売春宿に連れていかれたりするケースなどが見られます。

また、貧しさから自分の子供を売ってしまう親もいるのです。


貧困がなければ、子どもが働く必要はなく、「稼げる」という甘言に騙されることもないでしょう。

貧困は、人身取引の根本的な原因であるとも考えられます。


今、私たちに容易に出来ることは何だと思いますか？


現在、国内外で人身取引の問題に取り組む団体は、数多く存在します。


人身取引の予防や保護活動に取り組み、「チャイルド・スポンサーシップ」というプログラムで寄付を募っています。

その様な団体に寄付をすることも一つの方法ではないでしょうか。