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名古屋大学・新コロで日本の研究者も頑張ってま~す!^^ [最近のニュースから]

柿.jpg
フリー画像からお借りしました

先日は、奈良県立医科大学が、渋柿から取れる「渋什」が新型コロナウイルスを無害化させるという研究結果を発表しましたという記事を書きました。


今度は、名古屋大学で新型コロナの人工抗体を速やかに作ることに成功したというのです!



新型コロナウイルスに感染したとします。



すると体内に「抗体」ができます。



因みに、抗体とは特定の異物にある抗原(目印)に特異的に結合して、その異物を生体内から除去する分子です。


抗体は、免疫グロブリンというタンパク質のことです。



異物が体内に入るとその異物にある抗原と特異的に結合する抗体を作り、異物を排除するように働きます。



私たちの身体はどんな異物が侵入しても、ぴったり合う抗体を作ることができるそうです。



血中の抗体は、異物にある抗原と結合すると貪食細胞であるマクロファージや好中球を活性化することで異物を除去する働きをするのです。




抗体.gif
中外製薬さんのホームページよりお借りしました



その「抗体」と同様のたんぱく質を人工的に速やかに作ることに名古屋大学などの研究グループが成功したのです。


更に、細胞への感染を抑えることも確認できたと発表しています。



抗体を作ることに成功したのは、名古屋大学の村上裕教授と名古屋医療センターの研究グループです。



今まで、抗体を人工的に作るには少なくとも数週間かかっていたそうです。



同研究グループは、10兆を超える人工の抗体の中から特定のウイルスに結びつくものを速やかに選び出す「TRAP提示法」という新しい技術を開発しました。


今までは数週間掛かっていたものが、新型コロナウイルスに対する抗体を4日間で作ることに成功したのですから、凄いことなんですよ!^^


そして、人工的に作った抗体は新型コロナウイルのみに非常に強く結合する特徴があるそうで、ウイルスの細胞への感染を抑えることが確認できたということです。


短時間で人工的に抗体が作れるようになれば、感染から完治するまでの期間が短縮されるのかもしれませんね?


良く分かりませんけど^^



研究成果は、アメリカの科学雑誌「サイエンス・アドバンシズ」の電子版に掲載されているそうですよ!
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