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ザリガニを飼うと罰金100万円? [最近のニュースから]

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フリー画像からお借りしました

ザリガニ、私が子供の頃は沢山いました。



小学生の低学年の頃、叔父に連れられて埼玉県の吉川市へザリガニ釣りに行ったことがあります。



広い田んぼがあり、今思い出してみると用水路の様なところで叔父と2人でザリガニ釣りをした記憶があります。


沢山釣れたのですが、私はザリガニが怖くて触ることが出来ませんでした^^



どういう訳か、叔父が楽しそうにザリガニ釣りをしていたことを覚えています。



最近は少なくなったんでしょうね。



先ず、日本ザリガニは日本の固有種で、北海道と北東北にのみに生息しているそうです。



日本に住む3種のザリガニのうち唯一の在来種で、秋田県・大館市にある生息地が、国の天然記念物に指定されています。


特徴としては、アメリカザリガニよりは小さいく、体色は茶褐色です。



アメリカザリガニに比べて体や脚が太く、ずんぐりしています。



私たちが、目にすることが多いのはアメリカザリガニのようです。



アメリカザリガニは、名前の通りですが外来種です。



アメリカザリガニが日本に初めて持ち込まれたのは、昭和2年5月12日です。



食用ガエルの餌として持ち込まれ、鎌倉市大船の下関の養蛙池に放養されました。



その池から逃げ出したザリガニが野生になって大船一帯に繁殖し、全国に広まったと考えられているそうです。


ザリガニに限らず外来種は、物凄い繁殖力ですよね。



最近は外来種により生態系への被害が心配されています。



TVの番組でも、芸能人が池やお堀の水を抜いて外来種の駆除をしている場面を放映しています。



面白おかしく番組をつくっていますが、社会に対して外来種の危険性を訴えているのでしょうね。



2020年6月に行われた環境省「第12回特定外来生物等専門家会合」にて、ほとんどのザリガニを特定外来生物に指定する方針が決定しました。


そのことから、Twitterではこんな噂が!



「11月からザリガニを飼育で重い罰則が発生するから小学校でも気を付けて」という内容のツイートが広く拡散されているようなんです。


どうやら、どなたかがチョット早とちりをしちゃったようなんです!(^^)



議事録によれば、規制の対象は「ザリガニ科の全種(Family Astacidae)」「アメリカザリガニ科の全種(Family Cambaridae)」「アジアザリガニ科の全種(Family Cambaroididae)」「ミナミザリガニ科の全種(Family Parastacidae)」。ただし「アメリカザリガニ(Procambarus clarkii)とニホンザリガニ(Cambaroides japonicus)は除く」と記載があります。


ペットショップで売られているような、美しい体色をした種、珍しい種は規制の対象となりますが、川や池に生息する真っ赤なアメリカザリガニは対象外なんだそうですよ。


もちろん別種と誤認しないよう気を付ける必要はありますが、現在飼育しているアメリカザリガニを慌てて処分する必要はないようですよ。^^


池や用水路でよく見かける「アメリカザリガニ」は規制の対象外なのです。   



また、現在は専門家の意見をパブリックコメントで募っている段階なので、正式な決定は9月5日以降になるそうです。  


そして、規制が決定すると当然ですが、対象の外来種は飼育・運搬・販売はできなくなります。



違反した場合には外来法に則り重い刑罰が科せられることになります。


気をつけなくてはいけないことは、規制の対象外となっているアメリカザリガニは外来種だということなんです。


捕まえたものや飼育しているザリガニを、別の場所に放流したりしないようにしましょう。



生態系が崩れる原因とありますからね!^^



一度生態系が壊れると、たぶん元の状態には戻すのは難しいのでしょう。
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