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今日12月1日は「世界エイズデー」 [ちょっと気になること!]

最近はエイズが話題になることが少なくなっているように思えるのですが、そう感じるのは私だけでしょうか?


新型コロナウイルスの感染が拡大する前からそう感じていました。



厚生労働省エイズ動向委員会による報告では、国内では2020年1年間の新規HIV感染者740人・エイズ患者336人(速報値)で合計1,076人となっています。


つまり1日あたり約2.9人がHIV感染またはエイズ発症が判明していることになり、日本全体の累積報告数は32,461人となりました。 


日本全体の新規HIV感染者及びエイズ患者報告数は2014年から減少しているようです。



そして、昨年2020年も減少しているのですが、新型コロナウイルス感染症に伴う検査機会の減少による検査件数の大幅な低下を考慮すると、見かけ上の減少の可能性もあるといいます。


世界では、UNAIDS (国連エイズ合同計画)の報告によりますと、2019年での世界のHIV感染者は約3,800万人と推計しています。


因みに、梅毒は2011年から2018年まで継続して報告数が増加していましたが、2019年は減少に転じています。


2019年の総報告数は6642例(男性4387、女性2255)であり、男女ともに2018年より減少していました。


近年、特に増加していた早期顕性梅毒も減少傾向となっています。



2019年の先天梅毒は男女合わせて23例であり、2000年以降最多だったようです。



2020年の資料は見ていないのですが、もし減少している湯でしたら新型コロナウイルスの感染拡大が影響している、見かけ上の減少なのかもしれませんね。


エイズも梅毒も恐ろしい病気ですが、例えエイズに感染をしたとしても早期発見早期治療をすれば、医療の進歩によって様々な治療薬が開発されたおかげで、体内にいるHIVの増殖をおさえ、免疫力を維持することが可能になっています。


検査を受けることは大切だと思います。



さて、今日12月1日は「世界エイズデー(World AIDS Day)」なんです。



世界レベルでのエイズのまん延防止と患者・感染者に対する差別・偏見の解消を目的に、WHO(世界保健機関)が1988年に制定したものです。


毎年12月1日を中心に、世界各国でエイズに関する啓発活動が行われています。
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