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今日2月26日は「血液銀行開業記念日」 [ちょっと気になること!]

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あなたは献血に協力をしていますか?


先日新宿駅で献血の協力を呼び掛けている方に合いました。


全国的にみると、特に冬場から春先にかけては、風邪をひくなど体調を崩す方が多いことや、学校や企業、団体などの協力が得られにくくなっていることから、献血者が減少しているようです。

更に近年は、新型コロナの感染の影響で、輸血用の血液の在庫が減っているということでした。


もし、事故などで手術の際に輸血が必要になった時にお世話になるのが血液銀行ですよね。


でも血液は常に新鮮な状態でなければいけないようですよ。


血液には生きている細胞が入っているので長期保存ができません。


「赤血球」は採血後21日間、「血小板」は採血後4日間、「血漿」は凍らせて採血後1年間です。


そのため、絶えず多くの方の献血協力が欠かせないのだそうです。


むか~しから、血液は生命の根元であるとされ、古代エジプトやローマの時代からヒトや動物の血液が若返りや病気回復の妙薬として利用されてきました。

輸血はいつ頃から始まったのでしょう?


ご存じでしたか、1667年にフランスのドニ(JB. Denis)が子羊の血液を貧血と高熱の患者に投与したのが輸血の始まりとされています。

しかし、4人目の患者が激烈な副作用により死亡し、以後輸血は禁止され、18世紀には輸血に関する記録は皆無です。

1827年、ロンドン在住の産婦人科医ブランデル(J. Blundell)は弛緩出血で死に瀕している産婦10数名に対して、独自に作製した輸血器を通して夫の血液を直接患者に投与することで、若干の救命例を得ました。

今では当たり前の血液型に合った輸血ですが、しかし、当時は血液型は発見されておらず、抗凝固剤や消毒法も開発されておらず、輸血の成功率は極めて低かったということです。

1900年、オーストリアのウイーン大学の病理学者のランドシュタイナー(K. Landsteiner)は、ヒトの血清の他人の血球に対する凝集反応の有無により、ヒトには少なくとも三つの血液型(今日のA、B、O型に当る)が存在することを発見しました。

翌年には、さらにAB型が追加され、1940年にはもう一つの重要な血液型であるRh式血液型が同じグループにより発見されました。

正確な輸血可能になったのは、1940年からだったんですね~


1937年、シカゴのCook County 病院のファンタス(B. Fantus)は院内に血液銀行を設立し、保存血の製造・供給を開始しました。

この世界初の血液銀行が呼び水となり、大量の血液を保存して供給できる近代輸血方式が確立されるに至り、その後始まった第二次世界大戦で多くの傷病兵の命が救われました。

はい、今日2月26日は「血液銀行開業記念日」です。


1951(昭和26)年の今日、日本初の血液銀行・日本ブラッドバンク(後のミドリ十字。吉富製薬と合併する等して現在は田辺三菱製薬)が大阪に設立されました。


戦後にGHQの指示により設置されています。


翌1952(昭和27)年に、日本赤十字社も血液銀行を設立しました。


ちなみに、血液銀行とは、献血等により提供者から採取した血液を保存管理して輸血に必要な血液を確保し、必要に応じて供給する機関のことですね。

自分自身や家族の為にも献血に協力をしましょうね!^^



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