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石油がとれても迷惑なだけ? [最近のニュースから]

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今日は石油を話題にしてみました^^



石油というと大切なエネルギー、化石燃料なんて言われていますよね。



エネルギー源の一つとして日常生活の維持には欠かせない原油ですよね。



我が国はどこから輸入しているのか、その実情を経済産業省の公開資料「石油統計」を見てみました。

経産省では毎月1回月次分、毎年1回年次分の、日本における原油の輸入元、原油を用いてどのような二次商品を生成したか(ガソリンやナフサ、アスファルトなど)を石油統計として公開しています。

まっ、私たちの国には関係のない話、石油なんて海外から買うしかないのだから!



そう思っている方が多いと思います。



確かにわが国は、エネルギーのほとんどを海外に依存していますよね。



そこで、1日あたりの原油の生産量の多い国を調べてみました。
生産量(1,000バレル/日量)(2019年)

1 アメリカ合衆国(米国)17,045
2 サウジアラビア11,832
3 ロシア 11,540
4 カナダ 5,651
5 イラク 4,779
6 アラブ首長国連邦(UAE)3,998
7 中華人民共和国(中国)3,836
8 イラン 3,535
9 クウェート 2,996
10 ブラジル 2,877


ところで日本はどうなんでしょう?



これも調べてみました!^^



先ず「原油」とは、油田で採掘されたままのじょうたいのこと。採掘された原油は、「石油」や「灯油」、「ガソリン」などに加工されて使われるのです。


「化石燃料」と呼ばれるもののひとつで、何億年も前の生き物が死んで海底にたまり、熱や圧力(あつりょく)、バクテリアなどによって変化したものだと言われています。


日本にも油田はあるんです。



あまり知られてはいませんが、秋田県や新潟県、北海道、日本海側に多くあるんです。



現在も採掘を続けている油田や、すでに閉鎖されてしまった油田など、10カ所以上の油田が点在しています。


国内生産による石油は油田の周辺地域(しゅうへんちいき)にある発電所など、ごく限られた場所で使われています。


産出量はとても少ないのですが、石油に加工されて大切な資源として活躍しているんですよね。



歴史を遡りますと、日本の原油は「日本書紀」にも「燃ゆる水」として登場するくらい、古くから知られているそうですよ。


日本は火力発電に使う資源のほとんどを輸入にたよってしまっていますが、今も国産の原油は存在し利用されているんですよね。


さて、今日の本題に入りたいと思います。



昔は日本一の原油の産地として栄えた新潟市秋葉区という所があります。



同地区では、古くから原油は臭い水という意味で「くそうず」と呼ばれ、書物に「草水」などと記されており、現在も区内には草水町という地名が残っています。


夏頃から一部地区で原油の異常な湧出が続いているようです。



その原油が池に流れ込むなどしで、区の担当者は「回収した原油は使い道がない。正直対応に困っている」という状態なんだそうです。


同地区の新津油田は、明治から大正期にかけて石油王と呼ばれた中野貫一らによって開発され、最盛期の1917年(大正6年)には年間12万キロ・リットルの産油量を誇っていました。


大正以降は産油量は減少し、30年には最盛期の約5分の1に減ってしまいました。



その後も新津油田では採掘が続いていましたが、採算が合わなくなり、1996年(平成8年)に業者が完全に撤退しました。


現在は、採油の動力源「ポンピングパワー」などが現存する「新津油田金津鉱場跡」は2018年に国史跡に登録されています。


そして一帯は、「石油の里公園」として整備され、観光資源として活用されているそうです。



貴重な原油なのですが、今は厄介な代物となっているようですね。



山の斜面からにじみ出た原油が水面いっぱいに広がり、油のにおいが一帯に立ちこめ、川をつたって下流に流れ込まないようにオイルフェンスが設置されているそうです。


7月頃には、信濃川にまで油が流れ込んでいるという情報もあったと言いますから困った状況なんですね。


採算の取れるくらいの埋蔵量があれば、なんて思うのですが勿体ないですよね~


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