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災害から3ヶ月、熱海土石流現場は? [最近のニュースから]

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静岡県熱海市伊豆山地区で発生した土石流災害、今月3日で3か月経つのですが被災地はどうなっているのでしょう?


あの災害で死者26人、行方不明者1人を出ています。



被災者の多くは地区に戻り、生活再建に取り組んでいるそうです。



未だに被災地の一部には土砂が残り、二次災害の不安がある状態だということです。



土石流発生当時には最大約600人いた避難者は1日正午時点で12世帯19人になっています。



その多くの方は立ち入制限区域内とされている「警戒区域」に自宅のある方々です。



残念なことに、土砂撤去などの見通しがつかず、故郷を離れることを決めた住民もいらっしゃいます。



この災害は人災と言われていますよね。



土石流は逢初川上流の盛り土が崩落して発生したのです。



県は5,5万立方メートルの土砂が流出し、今も起点付近に約2万立方メートルが残ると推計しています。



しかし、土砂等の流出物の撤去について、起点付近の土地所有者と話し合いが進んでいないというのです。


二次災害の恐れがあり、大雨のたびに避難指示などが出されるのが現状です。



起点付近の土地所有者とは、違法に造成をした業者からその土地を購入した現在の所有者のことでしょうね。


被災者や遺族ら70人が先月28日、起点となった土地の現・前所有者とそれぞれの会社などに計約32億円の損害賠償を求める訴訟を静岡地裁沼津支部に起こしていました。


原告側は「土石流は明確に『人災』により生じた」「不適切な盛り土が原因」と主張しています。



県警熱海署が現・前所有者に対する告訴状を受理しており、今後は刑事、民事の両面で法的責任の有無が争われることになるのでしょう。



この人災は被災した住人や遺族と土地の現所有者、前所有者という構図だけでは解決できない問題です。
違法な造成を放置していた行政の責任は重大です。


3ヶ月経過した今でも危険な状況なのですから、行政は土砂等の撤去により危険な状態を回避する、早期に行政代執行行うべきだと思います。


土地の現所有者と前所有者、そして行政の三者により被災者、遺族のみなさんへの補償を迅速に行って頂きたいですよね。


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