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「こうのとりのゆりかご」ってご存じですか? [最近のニュースから]

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今日の話題は、「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)を話題にしてもました。



「こうのとりのゆりかご」は、2007年に熊本県の慈恵病院に設置されました。



子どもを自分では育てられない場合に匿名で赤ちゃんを預けられるところです。



そこに 赤ちゃんが預けられると、窓口の扉は自動ロックされ外からは開かなくなり、産婦人科のナースステーションと新生児室に設けられたブザーが鳴るようになっています。


赤ちゃんの命をギリギリところで救うための手段だということですよね。



いろいろな意見もあり、その様な取り組みに対して非難をする方も多いようですが、私は以前から全面的に応援をしています。


何だかんだと理屈を言って批判をするよりも、先ず目の前で消えようとしている尊い命を救うことを最優先に考えるべきだと思っているからです。


2007年にわが国で最初に取り組まれた熊本県慈恵病院には、心より敬意を表したいと思います。



開設から14年、去年4月1日から今年3月31日までの1年間の預け入れは4人と過去最も少ない人数だったそうです。


保護された子供は生後1年、そして就学前の幼児でした。



また2人は低体温や低体重で医療的なケアが必要な状態だったということです。



熊本県民テレビさんが、昨年度の預け入れが少なかったことについて慈恵病院の蓮田健院長にお聞きしたそうです。


「預け入れが少ない原因は(ゆりかご自体が)知られていないということが1つ。コロナで移動が難しいという影響もあったのかなというのも(相談室から)聞いた」ということでした。


そして、熊本市の専門部会は子どもの預け入れやその後の養育の検証結果を熊本市の大西市長に報告しています。


その報告によりますと、「こうのとりのゆりかご」の開設から去年3月末までの13年余りに預け入れられた子ども155人でした。


そのうち、半数近くは特別養子縁組の家族のもとで育っており、次いで多かったのが乳児院などの施設での受け入れ、また2割近くは預け入れ後の接触などで実の親などに引き取られたそうです。


更に考えなくてはならないことは、実の親に引き取られた子どもの中には保護者が手をあげて児童相談所が保護したケースや育児放棄により施設に入所するケースが見られたころです。


また預け入れられた子どもの1割にあたる17人に障害があり、子どもの障害を預け入れの理由にあげた人もいたということです。


これが少なくともわが国の現状であること、しっかりと認識をするべきだと思います。



「こうのとりのゆりかご」への預け入れ数が減ったというタイトルを目にした時、一瞬ですが意識が変わっているのかと錯覚をしてしまいました。


コロナの感染拡大が大きく影響をしているようですなので、本当に残念です。


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