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銭湯の日(10月10日 記念日)^^ [ちょっと気になること!]

先日、久しぶりに地元を散歩をしていましたら廃業をしている銭湯がありました。


昔に比べると随分と少なくなっているのでしょうね。


私は幼稚園に通っていた頃、1度だけだったと思いますが、銭湯に連れて行ってもらったことを覚えています。

大きな浴槽があって人が何人も入っていました。


その時、もう行きたくないと思いました^^


東京商工リサーチさんのデータによりますと、銭湯は1968年には1万7999軒に達していたそうです。

しかし、高度経済成長で風呂が各戸に設置された団地や住宅が爆発的に増えると、次第に客数は減少していきました。さらに常連客の高齢化や経営者の高齢化などが要因となり、廃業や転業が増えました。

軒数は1969年から減少をたどり、1991年に1万軒、2006年には5000軒を割りこみました。


その一方、大型の健康ランドやスーパー銭湯が出現、賑わいをみせました。


都心でも温泉をくみ上げた大型の健康ランドなどが何軒もできましたね。


多すぎると思えるくらい!^^


 銭湯の廃業に「新型コロナウイルス」感染拡大も追い打ちをかけました。


銭湯の関係者の話では、三密回避の広がりで入浴客が約2割落ち込んだそうです。


この様な状況が続き、銭湯の廃業は歯止めがかからず、2022年は1865軒と53年連続で減少しました。

現在では、ピークからは10分の1にまで減ってしまいました。


さて、銭湯はわが国独自の文化なんだそうです。


6世紀に渡来した仏教に起源があるようです。


仏教では、沐浴の功徳を説き、汚れを洗うことは仏に仕える者の大切な仕事と考えていたんですね。

「温室教」という沐浴の功徳を説いた経文もあるそうで、入浴に必要な七物(燃火(ねんか)、浄水、澡豆(そうず)、蘇膏(そこう)、淳灰(じゅんかい)、楊枝(ようじ)、内衣(ないい))を整えると七病を除去し、七福が得られると記されているそうです。

寺院では七堂伽藍の1つに浴堂を数え、施浴が盛んに行なわれました。


奈良の東大寺や法華寺には、今でも大湯屋や浴堂が残っているそうです。


平安時代の末には京都に銭湯のはしりともいえる「湯屋」が登場しています。


銭湯の歴史を遡ってみましたら、なんと平安時代だったようです^^


この「銭湯の日は」東京都江東区の公衆浴場商業協同組合が1991年(平成3年)に制定しました。

その後、全国に広まっていきました。


1964年(昭和39年)10月10日の東京オリンピックの開幕日にちなみ、スポーツで汗をかいたあとに入浴をすると健康増進につながることからです。

もう一つ^^、「10月10日」を数字だけつなぐと「1010」となり、これを「せんとう」と読む語呂合わせからでもあります。

銭湯の利用促進が目的。記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されています。
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