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名古屋入管施設・スリランカ人女性死亡事件に動き! [最近のニュースから]

先日「人権無視・これが先進国日本の実態なのか?」という記事を書きましたが、今日もその入管施設での死亡事件を取り上げてみようと思います。


先日の記事はこちらです。



今年3月、名古屋出入国在留管理局で、収容中のスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさん(当時33歳)が死亡するという出来事がありました。


ウィシュマさんは日本語を学ぶため2017年6月に来日したのですが、その後、日本語学校に通わなくなり1年で除籍となっていました。


そして不法残留となり、昨年8月に警察に出頭して同局に収容されていました。



収容施設で、今年1月中旬から体調不良を訴え3月6日に死亡しています。



その件で、10日に出入国在留管理庁は、同局の医療体制や情報共有などに複数の問題があったとする調査報告書を公表しました。


調査報告書の公表と合わせて、同局の佐野豪俊局長ら幹部4人の処分を発表しています。



処分されたのは、佐野局長と当時の渡辺伸一次長が訓告、処遇部門の幹部2人が厳重注意でした。
この件では、入管の人権侵害が疑われる行為が死亡に繋がったのではないか、私はそう思っています。

遺族は「真相が知りたい」と来日、ウィシュマさんが映る入管施設内部のビデオの全面開示を求めてきました。


しかし、入管側は「保安上の理由」などとして拒み続け、遺族側にはおよそ2時間分の映像のみを開示したのですが。代理人弁護士の立ち会いは認めませんでした。


これが先進国であるわが国の実態なのかと思うと、情けなく恥ずかしくなってしまいました。
本当に恥ずかしい!


JNNさんの記事によりますと、これまで、遺族に一部しか開示されていなかった女性の様子が記録された施設内の映像が全面的に開示され見通しだそうで、今月1日に遺族のポールニマさんと代理人の指宿弁護士は、名古屋地裁で新たに開示された入管施設内のビデオ映像を視聴したということです。

今後遺族は、国側への損害賠償を求め提訴する方針で、裁判所が先月、この裁判に先立ち事前に証拠を確保する「証拠保全」を認める決定を出しています。


この「証拠保全」の決定により、遺族と代理人弁護士は映像の一部を見ることができたということです。


ウィシュマさんの妹 ポールニマさんは、「入管が姉を見殺しにしたことがよくわかりました。



入管側が外国人にこんなに酷い事をしている映像を日本人にも見てほしいと述べていらっしゃいます。


弁護団によりますと、画像は今後、裁判を通して全面開示される見通しとなったということで、遺族と弁護団はあす記者会見を行うとしています。


一事が万事、わが国の政府は都合の悪いことは隠そうとしますからね!



どんな理由を付けても、ダメなものは絶対にダメなんです。



まして人権侵害により人の命が奪われたとしたら、同局の佐野豪俊局長ら幹部4人の軽~い処分くらいで済む問題ではありません。


徹底的に事件の究明が必要で、今後この様な事が行われないように十分な対策を講じなくてはなりません。


そして、お亡くなりになったウィシュマさんやそのご遺族に対し国としての謝罪も!
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