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タリバン・日本支援の女性警官「必要」どんな魂胆あるの??? [最近のニュースから]

アフガニスタンでは、現地に駐留するアメリカ軍が、3,11同時多発テロ事件から20年となることし9月11日までに完全撤退することになっていますね。


しかし、アフガニスタン政府とタリバンとの間で、和平に向けた動きはほとんど進んでいないそうです。

戦闘やテロが依然として続いているのが現状のようです。



反政府武装勢力のタリバンが各地で攻勢を強め、テロが相次ぎ治安が悪化しています。



そしてその隙をつくかのように勢力を拡大し、新たな脅威となっているのが、 過激派組織IS=イスラミックステートです。



ガニ大統領は去年11月、一大拠点のあった東部ナンガルハル州で掃討作戦を展開しました。そして「国内のISを壊滅した」と宣言しいぇいます。


しかし、専門家によりますと、ことし2月の和平合意を受けて、アメリカ軍が撤退を始めたことをきっかけに、再び勢力を盛り返していると指摘しています。


結局、アメリカ軍がアフガンから撤退することで、政府軍とタリバンの戦闘に乗じてISは勢力を拡張しようとしているのでしょう。


そんな混乱の続くアフガンですが、国土を二分しているタリバンが意外な反応を示し始めている様なんです。

アフガニスタンの反政府勢力タリバンの幹部が、時事通信の取材に対し、日本政府が育成を支援してきた女性警官を含め、女性の政府職員についてアフガン社会に「必要だ」と認める見解を示したそうです。

日本政府は国際協力機構(JICA)を通じ、2014年からアフガン国外での研修などで女性警官の育成を支援しており、既に1500人以上が研修を受け、警官として現場で活躍中ということです。


アフガン政府とタリバンは昨年9月から、米国の後押しで、長期的停戦やタリバンを取り込んだ暫定政権の在り方などを話し合う和平交渉を続けています。


しかし、女性や少数派の権利をめぐる両者の意見の隔たりは大きいとみられてきました。



今回のタリバン幹部の発言には、タリバンが女性の社会進出にも一定の理解を示していることを強調し、国際社会の印象を良くすることで交渉を優位に進めたい思惑があるとみられています。


いずれにしても、タリバンが世界を意識し始めているということなのでしょうね。



彼らの思想の根底は変わらないのでしょうが、上辺だけでも協調をしようという大きな変化が見られたことは良い事だと思います。
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