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熱海の土石流・人災で行方不明者多数 [最近のニュースから]

オリパラの無観客だとか大会関係者は観客じゃないとか、政府はそんな国民騙しをしている間にとんでもない災害が起こってしまいました。


連日報道をさせていますが、静岡県熱海市で大規模な土石流が発生してしまいました。



県内外の多くの消防隊員や警察官、自衛隊員が救助・捜索活動を続けています。



現場の状況をTVの報道でみたところでは、土砂のぬかるみがひどいようで、建物の2階部分まで土砂が達していた場所もありました


被災地の状況発表によりますと、捜索のために建物に近づこうとした隊員が土砂で腰まで埋まり、動けなくなることも少なくなくないことから、非常に困難な状況下での救助作業が続いているようです。

しかし、今回発生した土石流は人災だという指摘がありますね。



TBS NEWSさんの記事に土地の所有者や盛り土の当事者との取材記事が掲載されていましたので紹介したいと思います。



『熱海市によりますと、この“盛り土”の造成工事は、2007年に神奈川県内の不動産業者が届け出たもので、土地はその後、現在の所有者に売却されていました。

 5日夜、所有者の代理人に取材すると・・・

 「平成23年(2011年)2月25日に、この土地を含む40万坪の土地を買った。ただ買っただけ。買った時に埋め立て地で脆弱な土地だとは全く知らなかった」(現在の土地所有者の代理人 河合弘之弁護士)

 「“造成地”とは知らずに購入した」といいます。

 一方、造成工事を届け出た不動産業者から、土石流被害の後に相談を受けた弁護士は・・・

 「今の所有者が造成地と知らなかったと言ってるけど、そんなことありえない。それは全く違うね」(不動産業者から相談を受けた弁護士)
Q.なぜ
 「開発がある程度進んだ段階で売ってるみたい、業者に」(不動産業者から相談を受けた弁護士)

 また、この不動産業者は、“盛り土”に使った土についてこう話したといいます。

 「産廃じゃないといっていた。残土だといってたな。開発許可をとった残土を埋めてた。量の問題だなと思ってる。オーバーフローしたら不法投棄だから」(不動産業者から相談を受けた弁護士)

 今回、大量の“盛り土”が被害拡大につながった可能性が指摘されていることについては・・・

 「(不動産会社は)自分は責任がないと言った。はっきり言った。責任は自分ありませんと」(不動産業者から相談を受けた弁護士)

 静岡県などは、土石流と盛り土の因果関係について詳しく調べる方針です。』



現在の土地の所有者については、何にも知らなかったと言っているようですが、調査をしないで土地を購入することがあるんですね?驚きです!


何れにしても現所有者は土地の管理責任が発生するでしょうから、私は知らないとは言い通すことはできないでしょう。


前所有者で違法な盛り土をした不動産業者は、県知事が行った記者会見の内容とはだいぶ認識がずれているようです。


報道では、開発許可と相違した造成工事が行われていたことで指導を受けていたということです。



何れにしても、違法な開発をした前所有者の不動産業者、管理責任のある現所有者、そして違法な開発の状態を今日まで危険な状態を放置していた行政の責任は重大でしょうね。


業者に指導をしていたが従わなかった、そんな言い訳は通らないでしょう。



そのことで災害が発生して人命が失われているのですからね。
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