SSブログ

たまごが高騰、原因は何なの? [気になる情報]

私はお買い物の係りをしているのですが、今週もスーパーに買い出しに出かけましたら相変わらず卵の値段が高いんですよね~


数か月前から価格が上がってきました。



卵が毎日のように食卓に上るというお宅も少なくないと思います。



その卵、今年に入って上昇していますよね。



5月には月平均の取引価格が過去5年で最高値を更新したそうですよ。



以前はスーパーの広告を見ると、目玉商品として安売りをされていたのですけどね~



高いだけでなく品薄になっている地域もあるということで、「物価の優等生」と言われる鶏卵に、何が起こっているのでしょうね。


その原因は2つあるようですよ!



私たちの食生活に欠かすことのできない卵ですが、販売価格に変化が出始めたのは新型コロナウイルスの感染拡大が本格化し始めた昨年3月ごろでした。



現在もそうですが、外出の自粛、ステイホームなどが叫ばれ始めると、「巣ごもり需要」が伸び、それに比例して家庭での卵消費も増加していました。


家計簿をもとに家庭でのお金の使い道を調べる総務省の「家計調査」によりますと、2人以上世帯の鶏卵の支出金額は、2019年は1カ月あたり764円だったが、20年には845円にアップしていたそうです。

消費量も8%ほど増えていたんです。



農水省によりますと、2020年3月は鶏卵の卸売価格も前年を大きく上回ったということです。



先ず、卵の消費が増えたということですね!



次に、昨年11月から全国で鳥インフルエンザが多発したことだそうです。



鳥インフルエンザの発生件数、殺処分数ともに過去最多で、1シーズンの殺処分数としてはこれまで最多だった2010~11年の183万羽をはるかに上回っていたんです。


新型コロナの感染拡大のニュースが連日報道されていますので、鳥インフルエンザのことは殆ど記憶にありませんでした。


殺処分はほとんどが採卵鶏で、約900万羽は全国の採卵鶏の約5%にあたるということで、採卵鶏の飼育数が全国2位で、大消費地の東京やその近郊に近い千葉県では採卵鶏の約4割が殺処分されるなど、産地に大きな打撃を与えていたんです。


卵の値上がりの原因は、新型コロナと鳥インフルという二つのウイルスが時間差で襲い掛かった結果のようで、今年に入って卵の供給が滞り始め、取引相場にも影響が出始めたんです。


しかし、安くて当たり前、店頭に有って当たり前、値段が高騰したり店頭から姿を消したりして、初めてその必要性(有難味)が分るようではいけませんよね。
nice!(117) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。