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アストラゼネカ製ワクチンは使わないの? [最近のニュースから]

厚生労働省は21日、アストラゼネカ社製と米モデルナ社製のワクチンを薬事承認しました。



既に接種が始まっている米ファイザー社製と合わせて国内では3種類が承認されたことになりますよね。

ファイザー社製のワクチンは地方自治体による接種に使い、モデルナ社製のワクチンは大規模摂取会場で使われるようです。


では、アストラゼネカ社製のワクチンは何処で使用することになるのでしょう?



政府はとりあえず承認したけれど、アストラゼネカ社製は欧州でごくまれな副反応として血栓症が報告されたことから、当面は使用せず、対象年齢や使い方を引き続き議論するなんて話があるようです。


今まで承認するのに時間がかかったのは、安全性の検証を含めたうえでの事ではなかったのでしょうか。

既に政府は、米企業2社のワクチンの使用を前提に接種体制を進めていますよね。



そして、接種対象となる国民に行き渡る必要量は、2社分で9月末までに確保できる予定になっているそうです。

5/22の毎日新聞さんの記事には、政府が結んだアストラゼネカ製ワクチンの一部について、途上国などに提供する国際枠組み「COVAX」(コバックス)を通じて他国に提供する案が政府内で浮上していると書いてありました。


まっ、Chinaの作ったワクチンよりははるかに安全性は高いでしょうし、有効性も明らかに高いことは分かっていますので良いとは思いますが。


アストラゼネカ製ワクチンは、直接同社から調達するのは1億2000万回分です。



そのうち3000万回分は原液を輸入することになりますが、9000万回分は国内企業に委託して原液から国内生産することになり、既に国内生産が始まっているようです。


日本としても海外にワクチンを供給することで貢献できるのは非常に良いことだと思います。



しかし、アストラゼネカ社との調達契約では、接種後に健康被害が起きた場合の賠償は、企業側でなく日本政府が肩代わりする内容が含まれるということです。


現状での海外へのワクチン供与は、提供先の国で健康被害が生じた場合はわが国が責任を持つことになります。

提供先の政府が、健康被害が発生した時の賠償をすることで合意が前提条件となりそうですね。



国内で十分のワクチンが確保できるのであれば、一日も早く途上国への提供を開始できると良いですね。

出来れば、安心できる安全な自国開発のワクチンを海外へ提供したいものです!^^
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