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な~んだ 案の定 処理水の海洋放出を正式決定! [最近のニュースから]

12日に東京電力福島第一原発の汚染水を話題にしましたが、政府は13日に汚染水を海洋放出すると発表しました。

政府は、2年後を目途に第1原発敷地内から放出に着手します。



対策としては、残留する放射性物質トリチウムは濃度が国の基準の40分の1未満になるよう薄めるということです。

汚染水の放出期間としては、2041~51年ごろの廃炉完了目標までに放出を終える予定にしています。



現状、廃炉がいつまでに終了するのかなんて嘘っぱちの目標なのですから、新たな汚染水処理方法が確立されるまで、半永久的に継続されることになるのでしょう。


前会の記事にも書きましたが、汚染水を放出するための準備期間が2年で、現状のタンクの容量は1年分だということでした。


すると、東京電力は汚染水1年分のタンクの増設を発表したのです。



政府は風評対策を強化する方針だとしていますが、漁業関係者への十分な説明がないままの政策決定となりました。

県内の漁業関係者らは「(対策の)中身が見えない」「信用できない」と不信感を募らせています。



現在も輸⼊規制を継続しているのは15か国あります。



⼀部の都県等を対象に輸⼊停⽌としているのが6か国で、⾹港、中国、台湾、韓国、マカオ、⽶国です。



⼀部⼜は全ての都道府県を対象に検査証明書等を要求しているのは9か国で、EU及び英国、EFTA(アイスランド、ノルウェー、スイス、リヒテンシュタイン)、 仏領ポリネシア、ロシア、シンガポール、インドネシアです。「諸外国・地域の⾷品等の輸⼊規制の状況(2021年3⽉17⽇現在)」


時事通信によりますと、事故後に輸入規制を導入したのは54か国・地域でした。



10年間で大半は緩和・撤廃されているのですが、依然として中国と香港、マカオ、台湾、韓国、米国が一部地域からの輸入を受け入れていないのです。


NHKによりますと、震災後の2011年度に行われた最初の検査では、対象食品の中で基準値を超えたのは全体の3.4%でした。


コメや野菜、果物、水産物など幅広い品目に及んでいましたが、20年12月現在で基準値を超えたのは、一部のきのこや山菜類などで全体の0.025%まで減少しているということです。


ここからが肝心です、日本の基準値は国際的なルールと比べて10倍厳しいのです。



基準値を超えると出荷が制限されるため、政府は十分に安全性が確保されているとしているのですが、「輸入停止」が続いている国が未だにあるのです。


その理由の一つには、日本国内でも現実問題として存在している「風評被害」なのだと思います。



以前、こんなやり取りがあったようです。



AB前総理は文在寅大統領に、「韓国の原発が出している放射線量の方が、日本の100倍ですよ」と言っています。日本は韓国の100分の1ですと。


実際には130分の1なのだそうです。



これは韓国の月城原子力発電所から海洋放出されている汚染水のことでした。



あのアッソウさんはこんな事を言っています。

「中国やら韓国やらが海に放出しているのと同じもの以下ですから、科学的根拠に基づいてもうちょっと早くやったらと僕は思ってましたけど、いずれにしてもこういうこと(海洋放出)やられることになったんで、別にあの水飲んでも何ちゅうことないそうですから。(海洋放出で)どんどんタンクも増やしていく経費が減ることにはなると思いますけどね」


確かに、トリチウムなどを含んだ汚染水は世界中の原発からも出されているのも事実です。



だからといって、汚染水を海に捨てて良いんだという理由にはなりませんよね。



3.11、東京電力福島第一原発は起こしてはいけない事故を起こしてしまいました。



当時、恐ろしい映像が全世界に配信されましたから、そのイメージが非常に強く風評被害に繋がっているのでしょうね。


わが国の政府は、貯留中の汚染水を希釈して海洋放出すると正式に決定しました。



風評被害がでたら東京電力が補償するということですが、そんなこと今から想定できることなのですから、漁業関係者と具体的な話し合いをすべきだと思います。


何れにしても東京電力は補償による損失分は、私たちの電気料金に転嫁すればよいのですからね。



それに、官民共同出資により設立された「原子力損害賠償・廃炉等支援機構(支援機構)」の資金援助があります。

東京電力が毎年支払うべき賠償金は、東電と支援機構の協議によって決まるそうです。



その分の金額を支援機構が国から交付国債というかたちで受け取り、それを現金化して東電に渡しているということです。


既に破たんしていてもおかしくないのに、絶対に潰れない構図で守られている変な会社なのですから、隠し事をせずやるべきことを誠意をもってしろ!そう言ってやりたいです。


SSブログのお仲間「ChinchikoPapaさん」がコメント欄にこの様に書いていらっしゃいます。
「放射性物質の汚染水を、「薄めるから安全」はありえないですね。薄めた直後は危険性が少ないかもしれませんが、海へ流してしまえば海洋生物の食物連鎖を通じて当然「濃縮化」が進み、人の口に入るころには逆に危険性が高まるからです。」


どんなに補償をしても、風評被害は今よりも深刻となるでしょう、想定できる健康被害への対策も必要となるでしょうね。


他国はともかくとして、少なくともわが国の原発事業は、現状ではあり得ないことだと思っています。



3・11を忘れてはいけません、あの時、荒れ狂った化け物「原発」に手も足も出なかったのですからね!

そして、未だにその化け物を制御することなんて出来ていないのですから。
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