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高齢になると高音域が聞こえにくくなるんですって! [ちょっと気になること!]

最近、私の母親の部屋から聞えるTVの音量が非常に大きくなってきました。



高齢になると耳が遠くなる方がいらっしゃることは知っていましたが、普段の会話では気が付かなかったんですよね。

補聴器を用意した方が良いのかなと思っているところです。



現代ビジネスさんの記事にちょっと気になる話題が載っていましたので、紹介をしたいと思います。



年を取ったらテレビを北側の和室に置くことを勧める」と言う内容の記事でした。



建築音響の第一人者で、新刊『マンションの「音のトラブル」を解決する本』を出版した井上勝夫氏の、「近所迷惑にならないために、今から覚えておきたいちょっとした工夫」を紹介したいとおもいます。


新型コロナの影響で、在宅ワークが推奨されるようになっています。



その結果、増えているのが「騒音トラブル」だ。耳が遠くなってくると、つい音量を上げがちになるテレビなんですね。


井上勝夫氏によりますと、年を取ったらテレビを「北側の和室」に置いた方が良いそうですよ。



高齢者と若者で、聞こえる音の範囲が違うそうです。



一般的には、若者はたとえ小さい音でも周波数が高い音は聞こえるのですが、年をとるとともに周波数が高い小さい音は聞こえにくくなるんです。


年配の方はついテレビの音量を上げてしまいがちなので、特に在宅者の多い今の時期はこれが騒音トラブルの原因になってしまうこともあります。


高齢者がテレビの音量を上げる理由はもうひとつあり、それは低い音、つまり低周波の音の問題と関係します。



実は高齢者でも低周波の音は、若者と比べてそれほど聞こえる感度が鈍くならずに、ちゃんと聞こえている場合が多いのです。


なるほど~、低音と高音の聞こえているバランスにも問題があったんですね。



私たちの住環境は、何時もある程度の音が環境音として存在していると思って良いでしょう。



たとえば、外の自動車の騒音や、マンション住まいであればエレベーターなど設備機械が動く音、空調の音など低周波の音が伝わっています。


こうした音は、高齢者にも聞こえているテレビなどの低周波の音を覆い消してしまうのだそうです。



窓の大きな洋室やリビングにテレビを置くことで、外部からの音でテレビの音などの低周波の音を覆い隠してしまいます。


低周波の音は前述しましたが、高齢者でも聞き取りやすい音のことです。



またリビングなどの洋室は、構造上和室より音が響きやすいそうで、マンション住まいであれば、固体音も拾ってしまうことが多いようです。


ご高齢の方がテレビを観るのであれば、低周波の音の影響ができるだけ少ない窓の小さい部屋、すなわち遮音の性能がいい部屋にテレビを置いた方が良いようです。


例えば、マンションの窓がない真ん中の部屋や窓が小さい北側の部屋、とくに和室が最適だということです。



その様な条件の部屋であれば、外部からの音を拾いにくいし、低周波の影響も受けづらいでしょう。



注意することとしては、外に空調設備の室外機があると低周波の音が入りますので、周囲の環境も考慮すべきです。

私の母には、先ず耳鼻科での診察後に補聴器の購入を検討しようかと思っています。



しかし、このコロナ禍では病院に行くのが少々怖いんです。
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