新型コロナウイルス用ワクチン・特殊注射器は間に合うの? [気になる情報]
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わが国でも新型コロナウイルスのワクチン接種が始まりましたが、現在承認を受けているファイザー製のワクチンは1瓶の接種回数を6回から5回に減らして行うことになったそうですね。
当初は1瓶あたり5回とされていましたが、同社の説明で6回接種できると計算をしていました。
ところが、6回接種するためには日本政府が用意していた注射器では不可能、5回分しか出来ない事が判明しました。
日テレニュースさんよりお借りしました
16日の記者会見で、前厚労大臣だった加藤勝信官房長官は「使われないものは廃棄になる」と述べたことには驚きました。
1本当たり6回の接種基準で、7200万人分(1億4400万回)のワクチン提供を受けることを契約したわが国は、この注射器を確保できなければ、最大1200万人分を捨てることになるのですが・・・?
世界中でワクチンが不足している状況で、中国では生理食塩水の入った偽ワクチンまで輸出されていました。
わが国では、網ルートで国内に持ち込まれた中国製ワクチンを接種した愚か者まで現れています。
私たち国民の税金で購入した貴重なワクチンを「使われないものは廃棄になる」って言っちゃうんだから、あの人は国民感情からするとズレているのでしょうね。
ワクチンの無駄が出てしまう厚生労働省が用意したほぼ全てのタイプの注射器では、充填したワクチンの一部が使い切れずに残ってしまいます。
加藤さんは1瓶で6回接種可能な針とシリンジ(注射器の筒)の確保は「なかなか難しい」と述べ、同時に早期調達に努める考えを示しています。
河野太郎規制改革担当相は、「貴重なワクチンを(できるだけ)廃棄することがないよう調達を一生懸命頑張りたい」と述べています。
ただ、現時点の確保済み数量はすべて未定の状態だということです。
河野さんも大変な役回りになってしまいましたね。
田村厚生労働相は9日の衆院予算委員会で、国内で確保している注射器だと5回分しかとれないとわかったため。政府はファイザー社製で1億4400万回分(7200万人分)の接種を想定しているが、減る可能性がある。厚労省は同社と協議するということでした。
とにかく、ワクチンを破棄するというこては税金の無駄遣いでもありますから、特殊注射器を早急に手配して頂きたいと思います。
さて、ここからが本題なのですが、どうしてこんなことになっているのでしょう?
海外は同だったのでしょうね、ちょっと調べてみたんです!^^
欧州連合(EU)の機関である欧州医薬品庁(EMA)は、1月8日にファイザー製ワクチンの使用のためのプロトコルを更新したものをサイトに掲載していました。
同時にこの問題について言及しています。
そこでは、このワクチンの小瓶には、6回分の投与に十分な量が入っていることを認めている(つまり、1瓶で6回使うことが公式に許可されたことを意味する)。
ただし、そのためには、注射器や針の部分にワクチンが残る量が少ないものを使う必要があるとしている。
標準的な注射器と針を使うと、6回分には足りない場合があると警告していたのです。
海外でも薬液が残りづらい特殊な注射器は一般的ではないそうで、米CBSの報道によると、米医療機器大手のベクトン・ディッキンソンが米国政府に供給した注射器の総量2億8600万本のうち、薬液が残りづらい特殊な注射器は4000万本と14%だったということです。
ということは、厚労省は1月には特殊な注射器が必要になることは認識していて当然ということになります。
前厚労大臣、現官房長官の「かとちゃんぺ!」が仰ったように残ったワクチンは廃棄するから特殊な注射器のことなんて無視をしていたのかもしれませんね。
本当に無責任なことを平気で口にする人ですね!
どうせ、国民全員が摂取できる分おワクチンは注文したのだから、そんなところでしょう。
しかし、肝心要のワクチンの入荷に不安が出始めて騒ぎ始めたんですね。
相変わらず厚労省は役に立たない役所です。
18日の共同通信さんの記事によりますと、ムン・ジェイン(文在寅)大統領が、韓国のプンリムファーマテック社を訪問したニュースを伝え、日本側が注射器約8000万個の購入を要請したと報道じたそうです。
「日本に注射器を送るべきかどうか?」
このような事実に対して韓国のネットユーザーたちは「輸出規制をしておきながら、注射器だけを輸入するの?」、「独島(日本名 竹島)注射器と名前を変えよう」、「接種の異常があれば、韓国製注射器のせいにされる。送るとしても後で送ろう」など、大多数が依然として「反感」を示した。
しかし「生命と直結する問題なので、当然 送るべきだ」、「人の命に関することだから、悩む必要はない」、「人道的次元で送るべきだ」、「送らなければ、同レベルの国となってしまう」などのコメントもみられたそうです。
韓国のみなさんにも煩わしい思いをさせているようですね!
日本のメーカー「ニプロ」によりますと、特殊な注射器をひとつきに数百万本、供給できるよう、タイにある工場で増産することにしていますが、体制が整うには早くても4か月から5か月かかる見通しだということです。
また、同社の社長は「ここまで急激な需要の増加は経験がない。新型コロナの収束に向け、ワクチンは大きなステップになると思うので、医療機器メーカーとしてできることを一丸になって急ピッチで進めていきたい」と話しているそうです。
更に、「テルモ」は新型コロナウイルスワクチン向けに新たなシリンジ(注射器)の開発に着手しています。
このほど開発に乗り出した注射器は植え込む針を長くし、筋肉注射に使えるようにすることでコミナティに対応することになります。
行政とも協議を進めており、「ワクチンを希望する人が、なるべく多く接種できるように1日でも早く医療現場に届けたい」としています。
ワクチンも同様なのですが、注射器も国産でメーカーの製品で賄えると安心で安全なのでしょうけどねぇ^^
食料だけでなく、何から何まで海外依存のわが国なのですが、良い機会ですから見直しを考えるべきではないでしょうか。
2021-02-21 00:00
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