海苔を消化できるの日本人だけってご存じですか?^^ [気になる情報]
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私たち日本人の食生活に欠かすことのできない「海苔」、おにぎりやのり巻きなど、昔から馴染み深い食材ですよね。
日々何気なく食べている「海苔」ですが、海苔には多くの栄養素が含まれているそうなんです。
「海苔」の約3分の1は食物繊維なんです。
「海苔」の食物繊維は野菜に含まれる食物繊維と違い柔らかく、胃壁や腸壁を傷つけることなく穏やかな整腸作用を促してくれます。
またこの細菌による腸内でのビタミン合成にも役立つようです。
2番目はビタミンC、「海苔」に含まれているビタミンCは熱に強く、調理をしても栄養素が壊れないのが特徴です。
3番目はビタミンB1、B2、「海苔」約3枚で豚肉肩ロース(薄切り肉約1枚分/30g)にあたるビタミンB1、B2が含まれています。
その量は、成人女性が1日に必要なビタミンB1、B2の必要量に相当していています。
4番目はタンパク質、「海苔」にはかなり豊富なタンパク質が含まれているのです。
その量はたった海苔2枚でゆでた大豆約15gに相当するほどといいますから凄いですね。
更に「海苔」には、強肝作用のあるタウリンも多く含まれているので、「海苔」を使ったおつまみをお酒の肴にすると、タンパク質が補え、肝臓の働きも高めることができるといいます。
5番目はEPA(イコサペンタエン酸)です!
EPAは、がん予防に効果的と注目されているβ-カロチンやコレステロール値を下げる働きがあります。
悪玉コレステロールを減らしたり、肥満の原因である中性脂肪を減少させたりする効果もあるといわれるので、生活習慣病予防に最適な食材なんですよね^^
その他にもカルシウムや鉄分なども豊富に含まれています。
そして、実は本題はこれからなんですよ^^
いつも前置きが長くて申し訳ありません!
そんな素晴らしい「海苔」を私たち日本人だけが消化できるってご存じでしたか^^
調べてみましたら海苔を消化できるのは日本人だけ!といわれているのは、どうやら海苔は海苔でも生海苔のことのようですよ・
焼き海苔など、加熱した海苔は、日本人以外でも消化できるそうなんです。
調べてみましたら、こんな説明がありました。
『生海苔を消化できるのは日本人だけという説は、「生海苔に含まれているポルフィラン多糖(水溶性食物繊維の一種)を分解できる酵素を出す腸内細菌を持っている人が日本人の中にいた」という2010年に公表された研究結果に基づくもののようだ。ちなみに公表したのは、フランスのロスコフ海洋生物研究所だ。』
『人間の腸内には、およそ1,000種類もの腸内細菌が生息するといわれているが、個人差があり、人によって腸内細菌の種類も数も異なっている。そして、生海苔に含まれているポルフィラン多糖を分解できる腸内細菌は、いまのところ、一種に限られていて、その限られた腸内細菌を持っていたのは、日本人だけだったというのが、ロスコフ海洋生物研究所が公表した研究結果のようだ。』
近年、「海苔」の取引価格が生産の減少により高値で推移していますよね。
原因としては、海水温の上昇や海苔を食べてしまう魚(クロダイ)などの影響だそうです。
今後も美味しい「海苔」が食べられるように、環境問題にはいっそう敏感になった方が良さそうですよね^^
2020-12-26 00:00
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