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早取りサンマは期待外れ? [ちょっと気になること!]

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フリー画像からお借りしました

近年、庶民の魚「サンマ」の不漁が続いています。



その原因の一つに、中国などの大型漁船によりサンマの漁獲を増やしていることはご存じのとおりです。



昨年行われた「北太平洋漁業委員会」で、中国は「資源が減少しているという“科学的な根拠”はどこにあるのか、それがはっきりしないかぎり、「規制を導入するべきか判断しようがない」として、わが国などが提案した「サンマの漁獲規制を提案」に反論し、導入は見送られています。



南シナ海問題、香港問題等々、手の付けれれない状態になりつつあると感じています。








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フリー画像からお借りしました






今更、あの国の考え方に幻滅をしても致し方ないことですが、自国の利益最優先の国家との話し合いは難しいのでしょうね。



わが国の同盟国にも・・・。



あっ!話を戻しますね^^



サンマの不漁が続いているのは、どうやら理由は1つだけでなく様々な要因が重なったためだということです。



まず、海水の温度など海の環境が変化したため稚魚の生育が悪いことから、資源量が減少したというのです。



次に、サンマの漁場が沖合に移動しているそうで、沿岸を中心に漁獲してきた日本の漁船が漁に行きづらくなっているということです、



そして、特に指摘されているのが、中国や台湾などがここ数年、北海道や三陸沖の“公海”に巨大な漁船を出して大量に漁獲していることです。



サンマは夏から秋にかけてこうした海域を通って日本の沿岸に近づいてくるので、わが国からすると“先取り状態なのです。


農林水産省によりますと、公海でのサンマ漁を本格化させた中国・台湾ともにわが国の漁獲量を上回っています。


どうして、わが国は“公海”へ漁に行かないのでしょう?



わが国の漁業者は、規模が小さいところが多いことから、他国から比べると漁船が小さいということ、そして公海まで行くと重油などの燃料費が負担になってしまうので本格的に乗り出すのが難しいのだそうです。



そこで水産庁は、漁獲の回復に向け、今年から大型船が公海で1年を通じて操業できるよう規制を緩和しています。


5月中旬から太平洋の公海へ出港し、6月15日までに150トン以上のサンマを北海道の根室港で水揚げしました。


サンマ漁が例年よりも2カ月近く早く始まったことで、首都圏のスーパーでは「生サンマ」の販売がスタートしました。


魚体は、昨年までの初物よりも一回り小さい1匹当たり100グラムほどだったそうです。



東京の大手スーパーなどでは、1匹のお値段が200円前後で販売されました。



結果として、あまり好評ではなかったようです。



小ぶりで脂がのっていない、漁場が遠いため鮮度も良くない、そしてお値段が若干高め、そんな評価だったようです。


何だか残念ですね!



そうそう、今はジリ貧状態のわが国の漁業ですが、戦後から1970年代までは、日本の漁業が世界をリードしていた時代だったそうです。


日本の漁船は、東シナ海、オホーツク海、ベーリング海など、近場の海外漁場から開発を進めて、南米、アフリカ、地中海など、世界中に広がっていったといいます。



その頃のわが国も、今の中国同様に資源の枯渇など考えられなかったのでしょうね。






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