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日立、労働契約法破り? 無期転換求めた女性社員に解雇通告 [最近のニュースから]

朝日新聞デジタルの記事を読んでいましたら、これは酷いと思った内容がありましたので紹介します。



無期転換ルールってごぞんじでしょうか?



無期転換ルールとは、期間の定めがある労働契約(有期労働契約)が5年を超えて反復更新された場合は、有期契約労働者の申込みにより、期間の定めのない労働契約(以下「無期労働契約」という)に転換されるというものです(労働契約法18条)



日立製作所さんで、5年を超えて有期雇用で働き、無期雇用への転換を求めた40代の女性社員に対し、今月末での解雇を通告したというのです。



その女性は、日立製作所さんで派遣社員として約10年間勤務した後、2012年10月に半年間の有期契約で日立に入社しています。



2013年4月以降は、半年または1年間の契約を更新して、有期雇用で働いていたそうです。



女性社員は、会社に無期転換を申し込んだのは2018年6月でした。



同年11月には、会社が準備した申請書に勤務地の変更や残業を受け入れると記入して提出しています。



しかし、翌12月に「2019年4月以降は仕事がなくなる」と説明されたそうです。



そして今年2月、契約社員就業規則の「業務上の都合」に基づいて3月31日付での解雇を通知したということです。



女性以外も、無期転換を申し込んだ別の勤務先の社員にも、同日付で解雇を通知されています。



「5年ルール」は、2013年4月に施行された改正労働契約法に盛り込まれました。



2018年4月から無期契約になる人が出ているそうです。



同法は、雇う側は転換の申し込みを拒めません。



同法施行後、有期雇用が5年に達する前に契約を更新しない「雇い止め」の動きはあったそうですが、無期転換の申し込み後に解雇を通告するのは異例だということです。



女性社員は、「無期転換逃れだ」として解雇の撤回を求めているようです。



会社側が用意をした申請書に、無期社員となるための条件に同意をして申請を完了しているのに、これは酷いですね!



雇い止めを行うにしても、あまりにも悪質ではないでしょうか。



労基署には追跡調査をして頂きたいです!



会社側が解雇の条件とした「業務上の都合」が正当なものなのか。



実際に女性社員のしていた仕事が無くなってしまったのでしょうか?



解雇されてしまった女性社員は、本当に気の毒だと思います。



派遣社員と有期雇用の期間を合わせると、15年以上も日立製作所さんで働いていたんです。



安定した雇用状態で、安心して長く同社で働きたかったのでしょうね。








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