年金受給は何歳からがお得なんでしょう?^^ [気になる情報]
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今日も公的年金を話題にしてみました^^
「公的年金」とは、国が運営する年金全体をいいます。
わが国では「国民皆年金」といって、20歳以上60歳未満の全ての国民が公的年金に加入することになります。
現在の公的年金は「国民年金」と「厚生年金」の2種類があります。
「国民年金」は「国民」とあるだけに、全ての国民を対象とされています。
「厚生年金」は、会社員や公務員など、組織に雇用される人が国民年金とあわせて加入するものです。
その公的年金は、私たちの老後生活を支える柱として重要ですよね。
人生100年時代とも言われている現在、長い老後の生活を安定させる為にも、いろいろと考える必要がありそうです。
今日は、公的年金の受給開始年齢について考えてみたいと思っています。
現在、年金の受け取り開始年齢は一部の例外を除くと65歳となっています。
しかし、60歳からに早めることもできますし、逆に70歳まで遅らせることもできるのです。
つまり、現在は60~70歳の間で自由に選ぶことができるということなんですね。
国民年金制度が開始したのは、1959(昭和34)年たそうです。
当時は男性の平均寿命は65.32歳ということですから、ちょっと驚きですよね(厚生労働省簡易生命表による昭和35年時点での平均寿命による)。
と言うことは、年金をもらい始めてから5年程度が寿命だったということなんですね。
年金制度が誕生した時代は、人生の後半の5~10年を年金で生活することを基本に考えられていたんです。
現在は、平均寿命は男性が約81.1歳、女性は約87.3歳です。
昭和34年当時と比較すると、現在、60歳で定年を迎える人であれば、そこから25~30年は生きることになるんです。
老後の生活設計を考える期間が5~10年だった頃とは状況が全く違うんですよね。
さて、単純に長生きをする時代なのだから、受給の年齢も遅くさせたい、そう政府は考えているのでしょうね。
そのためには、定年の延長や定年後の雇用の確保が必要になります。
平成30年の総務省統計局 労働調査によると、65歳から69歳まで働く人の割合は、男性で54.8%なんだそうですから、だいたい2人に1人は60代後半でも働いていることになるようです。
さらに、同調査によると、70歳以上でも働く人は20.9%となっているそうなので、実際は5人に1人は働いていることになるんですね。
結果として、働けるうちは元気に働き、年金の支給開始年齢を検討してみることも良いのではないでしょうか。
それでは、今日の話題の年金は何歳から貰ったらお得なの?の話に入りたいと思います。
65歳から受け取る公的年金を70歳まで繰り下げたとすると、受け取る年金額は1カ月ごとに0.7%増額されるため、生涯にわたって42%増えることになります。
公的年金は終身保険ですから、死ぬまでもらえるわけなので、42%増えるということは魅力的ですよね!
更に政府は、70歳から75歳までに増やすことで、0.7%の増額率を0.8%まで上げることが検討されているそうですから、選択肢が増えることになりますね。
そうなると、仮に75歳まで繰り下げた場合にもらえる年金額は、基準の金額に比べて約1.9倍になるそうですよ。
そこで、こう考える方もいらっしゃると思います。
75歳までに死んだら、年金はまったくの払い損になっちゃうじゃん!
早くもらっておいたほうが得だよ!なんてね
考え方は人それぞれですから、何方が正しいとは言えません。
でも、公的年金は、長生きしたことで金銭的に困窮という不幸に備えるためのもの、そう考えると先が見えて来るような気がしませんか?
私は、元気で働けるうちは働らこうと思っています。
完全にリタイヤしたら、手厚く給付を受け取るつもりです。
受給の時期を遅らせる場合の注意点です。
ご検討される場合にはマイナス面も考慮してくださいね。
1、「在職老齢年金制度」、一定金額を超える報酬を得ると年金の支給が一部停止になることがあります。(現在、政府が制度の廃止も視野に見直しが進んでいます)
2、配偶者が受け取ることのできる加給年金が受け取れませんし、仮に繰り下げをしても、本人が亡くなった場合に支給される遺族年金まで増額されるというわけではありません。
今日の話題は、年金受給時期を考えるきっかけにして頂けると嬉しいです!^^
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2019-02-12 00:00
nice!(203)