子供の虐待・もういい加減にして! [最近のニュースから]
今日は、虐待により亡くなった船戸結愛(ゆあ)ちゃんの事件を取り上げてみようと思います。
今年の3月、東京都目黒区で船戸結愛ちゃん(当時5歳)が虐待され死亡した事件が発生しました。
母親の優里と父親の船戸雄大が逮捕されています。
この殺人事件は、余りにも衝撃が強く沢山の方が涙を流されたと思います。
結愛ちゃんとその両親は、今年1月に香川県から東京都に引っ越してきました。
殺された結愛ちゃんは、香川県にいたときから虐待を受けていたそうです。
東京でもその虐待は続きました。
結愛ちゃんは亡くなる数日前、食事をのみ込めなくなるほど衰弱していたそうです。
声を振り絞り、弱々しく母親に伝えていたのです「もうご飯を食べられない」と。
いったいこの夫婦は、結愛ちゃんに何をしたでしょう。
東京へ来てから、十分な食事を与えられず、2月下旬には父親から顔を殴られ、冷水をかけられるなどの虐待を受け、寝たきりの状態になっていたそうです。
その虐待は、母親が父親と結婚した後の2016年春頃から始まっていました。
結愛ちゃんは、母親の前の夫との間に生まれた子供だそうです。
以下は読売新聞さんの記事から抜粋しました。
2016年12月25日のクリスマスの日。近所の住民が午後9時頃、アパートの外にうずくまる結愛ちゃんに気づいた。パジャマ姿で足元ははだし、真冬に長時間放置された体は冷え切っていた。体をさすりながら、「パパが怖いの?」と聞くと、結愛ちゃんはうなずき、「(家に)帰りたくない」と話したという。
唇から出血し、体には打撲の痕があったことから、結愛ちゃんは児童相談所に一時保護された。17年2月に両親の元に戻ったが、優里容疑者は「娘が『パパ、ママいらん。前のパパがいい』と言う」と児相に漏らしていた。
虐待はその後も続き、同年8月、病院で結愛ちゃんの顔や足にあざが見つかった。結愛ちゃんは「パパにやられた。ママもいた」と訴えたが、両親は否定し、再保護は見送られた。
今年1月、目黒区に転居してから虐待はエスカレートした。
「うそをつかない」「てきとうなことをいわない」。結愛ちゃんの部屋には大人の字で書かれた厚紙が貼られていた。「いきがきれるまでうんどうする」「ふろあらう」など約20項目の決まり事が書かれた段ボール紙もあった。両親と弟(1)とは別の室内灯も暖房もない部屋で寝起きさせられ、言いつけを守らないと真冬のベランダに出されたり、食事を抜かれたりした。
結愛ちゃんが毎朝平仮名の書き取り練習をしていたノートの内容に驚きました。
朝日新聞デジタルさんの記事より抜粋
両親に許しを請うような内容で、鉛筆で手書きされていた。雄大容疑者から平仮名の練習を命じられていたという。内容の一部は次の通り。
もうパパとママにいわれなくてもしっかりとじぶんからきょうよりもっともっとあしたはできるようにするから もうおねがい ゆるして ゆるしてください おねがいします
ほんとうにもうおなじことはしません ゆるして きのうぜんぜんできてなかったこと これまでまいにちやってきたことをなおします
これまでどれだけあほみたいにあそんでいたか あそぶってあほみたいなことやめるので もうぜったいぜったいやらないからね ぜったいぜったいやくそくします
酷すぎますね。
この文を書いたのが5歳の女の子なんです。
どうして、救うことが出来なかったのでしょうか。
何処に問題があったのでしょう。
香川と東京二つの児童相談所が対応に関わっていましたが、両者の言い分は食い違っているそうです。
香川の児童相談所では「緊急性が高い事案として引き継いだ」と主張し、東京の児童相談所では「そんな引き継ぎはなかった」と言っています。
呆れてものも言えませんね!
こんな組織がまともな仕事をしているとは思えません。
家庭内での幼い子供の虐待、無くならないのであれば、虐待から子供たちを救い出せる手段を講じなければなりませんね。
埼玉県では、8月から県警と児童相談所や支所が把握した児童虐待の情報をすべてデータベースを共有する運用を始めるそうです。
県と県警が虐待情報をデータベースで共有するのは全国的に初めての取り組みのようです。
県内での情報の共有化によって、強制力のある警察の素早い協力が望めることになるでしょうね。
更に希望するのは、全国の児童相談所と全国の警察との連携です。
こんな可哀想な事件が二度と起こらないような対策を講じなければなりません。
結愛ちゃんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
今年の3月、東京都目黒区で船戸結愛ちゃん(当時5歳)が虐待され死亡した事件が発生しました。
母親の優里と父親の船戸雄大が逮捕されています。
この殺人事件は、余りにも衝撃が強く沢山の方が涙を流されたと思います。
結愛ちゃんとその両親は、今年1月に香川県から東京都に引っ越してきました。
殺された結愛ちゃんは、香川県にいたときから虐待を受けていたそうです。
東京でもその虐待は続きました。
結愛ちゃんは亡くなる数日前、食事をのみ込めなくなるほど衰弱していたそうです。
声を振り絞り、弱々しく母親に伝えていたのです「もうご飯を食べられない」と。
いったいこの夫婦は、結愛ちゃんに何をしたでしょう。
東京へ来てから、十分な食事を与えられず、2月下旬には父親から顔を殴られ、冷水をかけられるなどの虐待を受け、寝たきりの状態になっていたそうです。
その虐待は、母親が父親と結婚した後の2016年春頃から始まっていました。
結愛ちゃんは、母親の前の夫との間に生まれた子供だそうです。
以下は読売新聞さんの記事から抜粋しました。
2016年12月25日のクリスマスの日。近所の住民が午後9時頃、アパートの外にうずくまる結愛ちゃんに気づいた。パジャマ姿で足元ははだし、真冬に長時間放置された体は冷え切っていた。体をさすりながら、「パパが怖いの?」と聞くと、結愛ちゃんはうなずき、「(家に)帰りたくない」と話したという。
唇から出血し、体には打撲の痕があったことから、結愛ちゃんは児童相談所に一時保護された。17年2月に両親の元に戻ったが、優里容疑者は「娘が『パパ、ママいらん。前のパパがいい』と言う」と児相に漏らしていた。
虐待はその後も続き、同年8月、病院で結愛ちゃんの顔や足にあざが見つかった。結愛ちゃんは「パパにやられた。ママもいた」と訴えたが、両親は否定し、再保護は見送られた。
今年1月、目黒区に転居してから虐待はエスカレートした。
「うそをつかない」「てきとうなことをいわない」。結愛ちゃんの部屋には大人の字で書かれた厚紙が貼られていた。「いきがきれるまでうんどうする」「ふろあらう」など約20項目の決まり事が書かれた段ボール紙もあった。両親と弟(1)とは別の室内灯も暖房もない部屋で寝起きさせられ、言いつけを守らないと真冬のベランダに出されたり、食事を抜かれたりした。
結愛ちゃんが毎朝平仮名の書き取り練習をしていたノートの内容に驚きました。
朝日新聞デジタルさんの記事より抜粋
両親に許しを請うような内容で、鉛筆で手書きされていた。雄大容疑者から平仮名の練習を命じられていたという。内容の一部は次の通り。
もうパパとママにいわれなくてもしっかりとじぶんからきょうよりもっともっとあしたはできるようにするから もうおねがい ゆるして ゆるしてください おねがいします
ほんとうにもうおなじことはしません ゆるして きのうぜんぜんできてなかったこと これまでまいにちやってきたことをなおします
これまでどれだけあほみたいにあそんでいたか あそぶってあほみたいなことやめるので もうぜったいぜったいやらないからね ぜったいぜったいやくそくします
酷すぎますね。
この文を書いたのが5歳の女の子なんです。
どうして、救うことが出来なかったのでしょうか。
何処に問題があったのでしょう。
香川と東京二つの児童相談所が対応に関わっていましたが、両者の言い分は食い違っているそうです。
香川の児童相談所では「緊急性が高い事案として引き継いだ」と主張し、東京の児童相談所では「そんな引き継ぎはなかった」と言っています。
呆れてものも言えませんね!
こんな組織がまともな仕事をしているとは思えません。
家庭内での幼い子供の虐待、無くならないのであれば、虐待から子供たちを救い出せる手段を講じなければなりませんね。
埼玉県では、8月から県警と児童相談所や支所が把握した児童虐待の情報をすべてデータベースを共有する運用を始めるそうです。
県と県警が虐待情報をデータベースで共有するのは全国的に初めての取り組みのようです。
県内での情報の共有化によって、強制力のある警察の素早い協力が望めることになるでしょうね。
更に希望するのは、全国の児童相談所と全国の警察との連携です。
こんな可哀想な事件が二度と起こらないような対策を講じなければなりません。
結愛ちゃんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
2018-07-09 00:00
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