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今日11月24日は佐久間象山が「『海防八策』上申した日」 [ちょっと気になること!]

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アメリカは、ロシアのウクライナへの大規模侵攻を昨年の11月には訴えていたそうですね。


昨年11月3日付のワシントンポストが報じたアメリカ情報機関の文書によりますと、ウクライナとの国境沿いにロシア軍17万5千人が集結していたそうです。

その正確な情報はウクライナへの伝えられていたと言いますが、同国は事前準備を怠ってしまったのです。

もし、侵攻前に同国だけではなく関係各国がロシアの野望を抑え込む手段を講じていたとしたら、多くのウクライナの国民や兵士、そしてロシアの兵士も命を落さずにいたかもしれませんね。

まさか、そんなことが起こるはずがない!起こらないでほしいという願望が判断を誤らせたのでしょう。

様々な信頼できる情報を精査し、的確な対策を講じることが大切なのだと思いました。


眼前の厄介な問題に目を瞑ってしまってはいけないのですね。


はい、今日11月24日は佐久間象山が「『海防八策』上申した日」です。


佐久間象山とは、あっ、覚えていらっしゃるでしょうか?


2013年のNHK大河ドラマ「八重の桜」では、奥田瑛二さんが演じていらっしゃいました^^


松代藩の武家に生まれた象山は、儒学者や兵学者、科学者などさまざまな顔を持ち、時代を先んじた思想家でありました。

江戸に開塾すると門下に若い才能たちが集まり、勝海舟、坂本竜馬、吉田松陰、さらに八重の兄・山本覚馬も門弟となりました。

混迷する日本の国情を憂いて公武合体論や開国論を唱え、54歳で上洛した折、過激な攘夷派に暗殺されています。

象山は、高島秋帆が捕縛され西洋否定派が支配的になる中、容認派の老中・真田幸貫の家臣で洋学研究を指示し意見書を提出します。

それが『海防八策』です。

アヘン戦争の最中、ペリー来航11年前のことでした。
1 全国海岸の要所に砲台を築き、大砲を据え置く
2 オランダ貿易で使う銅をセーブして、西洋式大砲を数千門造る
3 西洋式の大船を製造する。江戸を廻る商船を難破されないようにする
4 海運に関して人選をしっかりし、異国人と通商はもちろん、全てにおいて不正を厳しく取り締まる
5 西洋式を倣い、艦船を製造し、操縦法を習わせる
6 津々浦々まで学校を整備して、教育を盛んにする
7 賞と罰を明らかにして、日本人の団結を図る
8 優秀な者を推挙する法を興す

現在では、上記提案は当たり前ことと判断されるでしょうね。


しかし、その当時はまだ大砲も大船も建造禁止(つまり違法)であるのはおろか、そもそも日本の国自体がまだ一つの中央集権国家でもなかった頃です。

佐久間象山は、天保13年11月24日、藩主に「海防に關する藩主宛上書」を建白しました。


何事も、備えあれば憂いなし「No worries if you are prepared」(万一に備えて、あらかじめ準備をしておけば、事が起こっても少しも心配事がない)なのかもしれません。



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