SSブログ

「冬の電力確保できない」って だから原発推進ってこと? [最近のニュースから]

スポンサードリンク
0020.jpg




政府はこのコロナ禍に、色々な動きをみせていますね。



15日のニュースをみていましたら、資源エネルギー庁の今年度の電力需給の見通しとして、夏は電力がギリギリ確保できる見通しながらも、冬はここ数年で最も厳しい状況だということです。



電力の供給不足が予想されるということなんですね。



梶山経済産業大臣は早急に対策を検討するよう指示を出したそうですが、火力発電は環境問題があり推し進めることは難しいでしょう。


期待されていた太陽光発電は、曇りではダメ!雪がパネルに積もったらダメ!安定した電力の供給には難しいのでしょうか?


再生可能エネルギー、自然のエネルギーと言えば風力発電、福島県沖の浮体式洋上風力発電施設は東京電力福島第1原発事故からの「復興」を掲げた国策事業でしたね。


しかし、この福島県沖に設置した浮体式洋上風力発電施設は、不採算を理由に今年全て撤去することになっています。

約600億円を投じた事業でしたが、毎度のことですが多額の税金を使って撤去、撤去にかかる費用として、昨年、今年度の概算要求に50億円を計上したそうです。


「高い勉強代だったが教訓も多かった」と前向きに評価する専門家もいるが、地元からは「福島には何も残らなかった」と恨み節が漏れているとも。


わが国には風力発電のノウハウがないのでしょうね。



日本の環境では風力発電が適していないというのであれば致し方ないのですが、そうでなければ採算ベースにするにはどうしたら良いのかを研究し事業を頓挫させてはいけないのではないでしょうか、当初の失敗は無駄ではないと思います。


水力発電は水の自然循環を利用して発電をする優れた再生可能エネル ギーですね。



日本では明治期以降水力発電所の建設が進められ,現在全国に1,727の水力発電所があります。



わが国の発電量の7.5%を担っているのです。



そして、日本には未開発の水力がまだ4 割近く残されているそうです。

わが国は島国なので海流を利用した発電なんて考えられますよね。



政府としては、再生可能エネルギーとして普及した太陽光発電が冬場はそれほど期待できないことや、火力発電所がここ数年で休止や廃止となり、電力の供給力が大幅に減少したことをあげています。


そして、資源エネルギー庁は今月中に対策をまとめ、すみやかに実行するとしています。



電力が不足しそうだ、だから原子力発電所を再稼働させろ、古くてもお墨付きを与えて再稼働させろ、新規の原子力発電所を造れ、そんなことをして良いという理由にはならないと思うのです。



3.11、わが国のずさんな原子力政策が何を仕出かしたのか、そして国民がどのような不利益を被っているのか、思い出してほしいですし、改めて目を向ける必要があると思います。


2013年9月7日、ブエノスアイレスで安倍全首相がこんな東京への五輪招致演説をしていました。

「フクシマについて、お案じの向きには、私から保証をいたします。状況は、統御されています。東京には、いかなる悪影響にしろ、これまで及ぼしたことはなく、今後とも、及ぼすことはありません。……」と。


英語では「アンダーコントロール」と言ったのです。



「アンダーコントロール」?実際には制御不能状態でしたね。



現状も原子力という化け物には手も足も出ない状態が続いています。



国内外から誰がみても制御不能なのです。



嘘つき詐欺師の政治家は、国民の不安を煽り目先の金欲しさの為に原発推進に舵をきろうとしています。



私は、3.11、あの東京電力福島第一原発の惨状を忘れることはできません。


原発が被災した時にTVに映し出されたあの恐ろしい映像、今一度思い出して頂きたいです。


スポンサードリンク



nice!(118) 

nice! 118

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。