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『東京電力福島第一原発』汚染水処理は? [気になる情報]

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最近は、福島第一原子力発電所の「汚染水」についての報道がないようですね。



お忘れの方はいらっしゃらないと思いますが、念のため^^



その「汚染水」、2011年に福島第一原発で起こった原発事故の影響で発生しているものですよね。



現在も原子炉の内部に残っている、溶けて固まった燃料(燃料デブリ)を冷却する必要がある為、高い濃度の放射性物質を含んだ水が発生しています。


発生した汚染水については、放射性物質のリスクを下げるための浄化処理がおこなわれています。



浄化処理には、62種類の放射性物質を取り除く「多核種除去設備(Advanced Liquid Processing System、ALPS)」など複数の除去設備が使用されているそうです。


そのALPSを使って浄化処理をおこなった水は「ALPS処理水」といいます。


処理前の汚染水と比べると放射性物質の量は、100万分の1程度になっているといいます。



現在は、ALPSでも取りのぞくことのできない「トリチウム」を含んだ汚染水が、原発の敷地内のタンクに継続的に貯蔵されています。


福島原発には1000個以上のタンクに100万立方メートルを超える汚染水が貯蔵されていています。



未だに、一日に200立方メートル近い汚染水が出ているそうです。



汚染水にはトリチウムが含まれているのですが、政府はこれを海洋に放流する方向で進めています。



さて、わが国の盆暗政府の方針で本当に良いのでしょうか?



汚染水を海洋投棄すれば、海産物などは現在の風評被害だけの問題では済まないでしょう。



中央日報日本語版に、気になる記事がありましたので、紹介したいと思います。


米ウッズホール海洋研究所のケン・ブセラー博士は、科学ジャーナル「サイエンス」の寄稿「福島の放流」で、福島原発事故汚染水を海洋に放流するという日本政府の方針に対して問題点を指摘しています。


汚染水を海に放流するよりも60年間保管することを検討すべきだというのです。
取り除くことができない放射性物質のトリチウムは半減期が短いため、60年経過すれば97%消えるそうなんです。


「60年間に貯蔵量は現在の4倍に増えるだろうが、汚染水保管地域を他の地域にまで広げて保管すればよい」と提案しているそうです。


気になる提言もされています。



汚染水の中のトリチウムだけを考えるべきではないと警告したのです。



2018年に東京電力が公開した資料を見ると、汚染水にはコバルト60やストロンチウム90のような放射性物質が含まれています。


東京電力自体も汚染水の70%は、これら放射性物質除去のために2次処理をしてこそ放流できると評価しています。


ブセラー博士は「炭素14やコバルト60、ストロンチウム90など同位元素は半減期が長く、海底堆積物や魚類への親和力がはるかに高く、人間と環境に潜在的にはるかに危険だ」と強調しているのです。


如何ですか?



暗に、汚染水の海洋投棄を進めてはいけないのではないでしょうか。



福島第一原子力発電所の事故は、明らかに人災であり、その処理はわが国の責任において行うべきです。



その作業は、最善の方法を選ばなくてはいけないと思います。



手間やお金や時間が掛かったとしても、あんな危険な代物を造りだしてしまったのですから仕方ありませんよね!


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