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“約束の酒”老舗酒蔵の絆の酒が今年も! [お酒の話題]

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フリー画像からお借りしました








今日もお酒の話題なんですが、何時もとは少々違うんですよ^^









神戸新聞NEXTさんに老舗の蔵元さんを話題にした記事がありました。









その記事を拝見して、老舗蔵元の心意気と言いますか優しさを感じたのです。









その記事を紹介しますね^^









舞台となったのは、兵庫県丹波市市島町上田の老舗の酒蔵「山名酒造さん」です。












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山名酒造社長 山名純吾氏
神戸新聞NEXTさんの記事よりお借りしました











「山名酒造さん」では、同県豊岡市の水を使って毎年ひと仕込み分だけ造り続けられているお酒があるそうです。









そのお酒は、同酒蔵の社員34歳で早世した日下部恭央さんに蔵元が「君の家の水で、ずっと酒を仕込み続ける」と誓った“約束の酒”なのだそうです。










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山名酒造さんで働いていた頃の日下部恭央さん(右)
神戸新聞NEXTさんの記事よりお借りしました










恭央さんは大学で醸造を学んで山名酒造さんに入社し、本格的に酒造りを学び始めました。









翌年には、実家の井戸水を使って造った酒「硬水仕込」を初蔵出ししたそうです。









そして、一部の酒は実家の酒店で「矍鑠」「寿光」という酒名としで販売しています。









それ以降、毎年1タンク分だけの限定醸造が始まったということです。









日下部恭央さんの豊岡市にある実家は、明治時代から続く造り酒屋を営んでいたそうですが、戦時中に合併で途絶えてしまいました。









現在は、酒の小売業を始め営業を続けているそうです。









日下部恭央さんには、実家の造り酒屋を再興する夢があり、ご両親は敷地内に井戸を掘り、「いつか再び酒造りを」と願い大切に守ってきたということです。








「約束の酒」は毎年1月中旬から仕込みが始まり、3月中旬から少量ですが恭央さんの実家「日下部屋」だけで販売されるそうです。









残りは加熱処理し、夏以降に同酒造で「奥丹波 円山川水系」という名で販売しているということです。










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フリー画像からお借りしました










以下は、神戸新聞NEXTさんの記事からの抜粋です。

『恭央さんは温厚で人望も厚く、帰省すると「良い酒になれよ、人に喜んでもらえる酒になれよ、と念じて造ると酒が応えてくれる」とうれしそうに語っていたという。

初めて1人で仕込んだ酒を安彦さんに振る舞い、「実家を全部酒蔵にしてもいいか?」と夢を口にしていた矢先の2001年初夏、突然、血液の病を発症した。

その後わずか1カ月で急激に悪化し、亡くなってしまった。』

『同酒造の山名純吾社長(57)にとっても、初めて採用した蔵のスタッフだった。

「ハンサムでクールだが、心は熱い。

決して動じず、いつも人の輪の中心にいた」と話す。

恭央さんは、家族同然の存在だった。病床を見舞うと、天命を悟ったような様子だったといい、「僕が社長でいるうちは、君の酒を仕込む」と心の中で約束したという。

恭央さんを指導した杜氏も、同じ年に帰らぬ人に。山名社長にとって、一層特別な酒となっていった。』








恭央さんは蔵元さんに大切にされていたんですね^^









恭央さんやご両親の夢は叶いませんでしたが、蔵元さんには“約束の酒”を続けて頂きたいです。









毎年、少量でも恭央さんのご実家に届けて頂きたいと思いました。









山名酒造さんの紹介はこちらをご覧くださいね!^^









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